中小企業診断士 合格発表から登録までのロードマップ【令和8年度試験・口述試験廃止に対応】

中小企業診断士の第2次試験、お疲れさまでした。令和8年度の試験からは口述試験が廃止され、第2次試験の合格発表がそのまま最終の合格発表になります。

合格したら、次は「登録」です。ただ、合格発表から実務補習の申し込みまでの期間は短く、知らないうちに出遅れてしまう方も少なくありません。この記事では、令和8年度試験を受けた方向けに、合格発表から中小企業診断士として登録するまでの流れを時系列で整理します。

この記事のポイント

  • 令和8年度試験から口述試験は廃止。第2次試験の合格発表は2027年1月13日(水)の予定
  • 登録には、合格後3年以内に実務補習・実務従事で合計15日以上が必要
  • 2月の実務補習は、合格発表の直後に先着順で申し込み。事前のユーザー登録を済ませておく
  • 登録申請は2026年6月からマイナポータルでオンライン申請が可能に。受理月の翌々月に公示・登録

※2026年10月時点の情報です。日程や手続きは、中小企業庁・日本中小企業診断士協会連合会の最新の案内でご確認ください。

合格発表から登録までの全体像

時期(目安) やること
2026年10月25日 第2次試験(筆記)
〜合格発表まで 15日の満たし方を決める、職場への休暇の相談、実務補習のユーザー登録、マイナンバーカードの確認
2027年1月13日(予定) 第2次試験の合格発表(口述試験はなし)
1月中旬 2月実施の実務補習の申し込み(先着順)。実務従事を使う方は日程を確保
2月〜3月 実務補習(15日間コース・8日間コース)/実務従事
5月中旬 夏(7〜9月)の実務補習の申し込み(先着順)
15日以上を満たしたら 中小企業庁へ登録申請(マイナポータルまたは紙)
申請受理月の翌々月 登録の公示・登録証の発行

※実務補習の受付期間は、令和8年2月実施分が1月中旬〜1月20日、令和8年夏実施分が5月13日〜5月21日でした。次回の日程は協会の発表を確認してください。

ステップ1:合格発表までにやっておくこと

  • 15日の満たし方を決めておく:実務補習で15日、実務補習8日+実務従事、実務従事で15日、のどれにするか。考え方は実務補習と実務従事どっちを選ぶ?を参考にしてください。
  • 職場・家族に相談しておく:実務補習は平日を含みます。2月〜3月に休みを取れるか、合格発表の前から調整しておくと安心です。
  • 実務補習のユーザー登録:申し込みはインターネットのみ・先着順です。受付開始前にユーザー登録を済ませておきましょう。
  • マイナンバーカードの確認:登録申請はマイナポータルでのオンライン申請が原則になりました。

ステップ2:合格発表〜15日の取得

実務補習を受ける場合

2月〜3月の実務補習は、合格発表の直後に申し込みが始まります。人気の地区・回はすぐに定員に達することがあるので、受付開始の時間に申し込めるようにしておきましょう。費用や流れは中小企業診断士の実務補習とはで詳しく解説しています。

実務従事を使う場合

知り合いの会社で行う、協会や研究会の機会を使う、民間の実務従事サービスに参加する、といった方法があります。実務従事の日数は、診断先の代表者などに証明書(様式19など)を書いてもらって証明します。知り合いの会社で行うときの注意点は実務従事は知り合いの会社でもいい?をご覧ください。

ステップ3:登録申請

  • 期限:第2次試験の合格日から3年以内に、実務要件を満たして申請する必要があります。
  • 申請方法:2026年6月から、マイナポータルでのオンライン申請が原則になりました。マイナンバーカードがない場合などは紙で申請します。
  • 必要書類:登録申請書、第2次試験の合格証書、実務補習の修了証書または実務従事の実績証明書(様式18・19・20)。紙申請の場合は住民票の写しも必要です。
  • 登録まで:申請を受理した月の翌々月に、氏名と登録番号が公示され、登録証が届きます。

登録したあとに知っておきたいこと

登録の有効期間は5年です。更新には、5年以内に理論政策更新研修などを5回以上と、実務従事などで合計30日以上が必要です。1年目から少しずつ積み上げておくと、あとで慌てずにすみます。詳しくは更新ポイント(5年で30日)の集め方で解説しています。

合格から1年目をどう過ごすか(私見)

毎年、合格したばかりの方とお会いしていて感じるのは、「国に認められた経営コンサルタント」と言われても、何をしたらいいかわからない、という方がとても多いことです。そして、よくわからないまま資格を寝かせてしまう方も少なくありません。

私は、資格の取得はゴールではなくスタートだと考えています。プロ野球でいえば、ドラフトで指名された状態です。指名されたあとに何をするかで、数年後の姿はまったく変わります。

だからこそ、合格から登録までの数か月は「手続きの期間」ではなく、診断士としての方向性を決める期間にしてほしいと思っています。どんな価値観で中小企業と向き合うのか。どんなメニューで、誰の役に立ちたいのか。最初の15日で出会う企業や仲間は、そのヒントをたくさんくれるはずです。

まとめ

令和8年度試験からは口述試験がなくなり、合格発表から実務補習の申し込みまでが一気に進みます。合格発表の前から、15日の満たし方・休暇の調整・ユーザー登録の3つを準備しておきましょう。

アクセルパートナーズの実務従事は、土日のみ・オンライン参加OKで、合格発表前からお申し込みいただけます。日程は実務従事のページでご確認ください。

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二宮 圭吾
この記事の編集: 二宮 圭吾
アクセルパートナーズ代表・webコンサルタント・中小企業診断士

2010年にwebコンサルタントとして開業、2016年中小企業診断士登録。web集客や求人を中心に様々な支援を行う。独自の中小企業診断士ネットワークを運営。

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