中小企業診断士1年目インタビュー 合格後の迷い・強みの見つけ方
中小企業診断士の資格取得は、新たなキャリアの扉を開く大きな一歩です。しかし、合格という目標を達成した途端、「自分は何者か」「この資格をどう活かせばいいのか」という漠然とした迷いや不安に直面する方も少なくありません。
この記事では、アクセルパートナーズの実務従事に参加された2名の1年目診断士のリアルな声と経験を元に、自身の経験を再評価し、具体的な行動を通じて「自分らしい強み」を見つけ、これからのキャリアを力強く築いていくためのヒントを提示します。

「自分は何者か」という問いから始まる診断士1年目のリアルな葛藤
中小企業診断士の資格を手にした時、多くの人は未来への希望に満ち溢れています。しかし、その喜びの後に「自分はこの資格をどう活かせばいいのか」「自分には、一体何ができるのだろうか」という漠然とした不安がよぎる瞬間があるかもしれません。アクセルパートナーズの実務従事に参加された三谷さんも、まさにその一人でした。
HR系のSaaS企業に勤める三谷さんは、工具代理店でのイベントプロデューサーからITコンサル、そして人事と、キャリアを転々としてきました。特定の専門性や「強み」を語れない自分に悩み、「求められたことに最大限応えるだけ」という状況に苦しんでいたと語ります。ついには、やることがなくなり1年間で60体ものガンプラを作り終えた時、「俺は何をしてるんだ」という虚無感に襲われたと言います。この「自分は何者か」という問いは、中小企業診断士1年目の多くが直面する、避けて通れない葛藤です。
経験を過小評価する自分からの脱却:転機は「実践の場」にあり
自身の経験を「大したことない」と過小評価してしまう心理は、多くのプロフェッショナルが抱える共通の課題です。57歳にして診断士資格を取得した脇川さんもまた、この感覚に陥っていました。化学系の技術者として30年間勤め上げ、コロナ禍での人事異動を命じられた際、「これしか知らない自分がこれからどうなってしまうんだ」という強い不安を抱いたそうです。
しかし、アクセルパートナーズの実務従事に参加し、優秀な同期や経験豊富な診断士との出会いを通じて、脇川さんの世界観は一変しました。「自分の持っていた技術やスキルを過小評価していた」という事実に気づいたと言います。人との出会いと実践の場は、自分の経験やスキルが持つ本当の価値を再認識させ、新たな一歩を踏み出す大きな転機となります。
資格は「パスポート」、本質は「独自性」の追求
中小企業診断士の資格を取得したからといって、すぐに活躍できるわけではありません。三谷さんは「診断士だから、という枕詞で戦っていくことにそんなに意味はない」と断言しています。大切なのは、その資格の先に「自分は何者として、どのような価値を提供していくか」という独自のポジションを確立することです。
三谷さんは、自身の多様なキャリアから「生存人事」という概念を提唱し、事業継続性の観点から人事戦略を経営にインストールできる存在を目指しています。また、脇川さんは30年の製造業経験を活かし、「作業着を着るコンサル」として現場支援に特化するという明確なビジョンを持っています。これらはまさに、資格を入り口としつつ、自身の経験と強みを活かして「診断士キャリア戦略」を描き、市場で独自の価値を創造しようとする試みです。
過去の経験を再構築し、未来の「価値提供」へ繋げる視点
自分の経験を単なる職務経歴として捉えるのではなく、未来の「価値提供」にどう繋げるかという視点を持つことが、独自の強みを見つける鍵です。三谷さんは「人事の仕事は本質的に好きではない」と明かしながらも、それを「経営の役割の一部」と捉えることで、前向きに価値提供を追求できると語ります。事業サイドの視点から人事を捉え直し、中小企業の経営課題解決に貢献する道を見出しました。
脇川さんもまた、自身の経験を振り返る中で、多くの製造業が「うちはそんなチャレンジをしていいレベルじゃない」と自社を過小評価している現状に気づいたと言います。この気づきは、単なる共感に留まらず、自身のコンサルタントとしてのミッション、「会社が持つ潜在的な価値を引き出し、挑戦を後押しする」という明確な「価値提供」へと昇華させています。過去の経験を客観的に再構築し、具体的な課題解決へと結びつける視点こそが、診断士としての未来を切り拓きます。
孤独を打破し、新しい刺激が「行動」を促す
「早くから実務補習を始めている人たちを見て、俺はまだ何もやってない」という脇川さんの焦りは、合格後の1年目診断士が経験しやすい感情です。しかし、アクセルパートナーズの実務従事や交流会を通じて、三谷さんや他の同期との出会いが、その焦りを「楽しい」という前向きな感情に変えたと語ります。
人との繋がりや多様な価値観に触れることは、自身の視野を広げ、新たな挑戦へのモチベーションを高めます。脇川さんは、実務従事での刺激をきっかけに、会社に副業許可を交渉し、プロフィール写真撮影、名刺を作成するなど、具体的な行動を加速させました。そして、知人から仕事の依頼があった際には「自分がまずギバーになろう」と、積極的に他の診断士へと繋げる行動も取っています。この「動く」ことが、次の機会を生み、新たなキャリアの扉を開く原動力となるのです。
「自分だけの強み」を見つけ、診断士としての未来を切り拓く
中小企業診断士の資格取得は新たなスタートラインであり、そこから始まる「自分だけの強み」を見つける旅は、決して平坦ではありません。しかし、自身の経験と真摯に向き合い、多様な人と出会い、実践の場で挑戦を続けることで、必ずや独自の価値提供の道を見出すことができます。
三谷さんや脇川さんの事例は、合格後の迷いや不安を乗り越え、自分らしいキャリアを築いていくための具体的なヒントを与えてくれます。大切なのは、一歩踏み出し、行動し続けることです。
アクセルパートナーズでは、中小企業診断士の皆様が「自分らしい強み」を見つけ、事業の現場でその力を最大限に発揮できるよう、多様な実務従事の機会や交流の場を提供しています。
さらに詳細な情報や、ご自身のキャリアについて具体的なサポートが必要な方は、ぜひ下記の動画と個別相談をご活用ください。
脇田さん、三谷さんの生の声はこちらから
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