【サイバーセキュリティ】セキュリティ対策、何に優先してお金をかけるべきか
- 中小企業がセキュリティ予算で「何を優先すべきか」の考え方
- 費用対効果の高い対策3ステップ
- 補助金を活用して実質負担を抑える方法
1. 「お金をかけたくても、何にかければいいかわからない」
「セキュリティ対策が必要なのはわかっている。でも、何から手をつければいいかわからない」
こうした声は、中小企業の経営者から非常によく聞かれます。IPAが2024年度に実施した実態調査でも、中小企業の66%が「予算不足」をセキュリティ対策の障壁として挙げています。
しかし、問題の本質は「予算がない」ことではなく、「限られた予算を正しい順番で使えていない」ことにあります。高額なツールを先に導入しても、社内のルールが整っていなければ意味がありません。逆に、正しい順番で動けば、低コストで大きな効果を得ることができます。
参考:IPA「2024年度 中小企業における情報セキュリティ対策に関する実態調査」
2. セキュリティ投資の「優先順位」3ステップ
セキュリティ対策は、以下の順番で進めるのが費用対効果の面で最も合理的です。
ステップ1:基本的な技術対策(低コスト・高効果)
OSやソフトウェアのアップデート、ウイルス対策ソフトの導入、パスワードの強化。いずれも無料〜低コストで実施でき、既知の攻撃の大半を防ぐことができます。まずここが土台です。
ステップ2:社内ルールの整備(最も重要・見落とされがち)
「誰がどの情報にアクセスできるか」「退職者のアカウントはいつ削除するか」「送金の承認フローはどうするか」──これらをルールとして明文化することが、実は最もコストパフォーマンスの高い対策です。ツールが高機能でも、ルールがなければ穴が生まれます。
ステップ3:対外的な証明・補助金活用(投資回収ができる対策)
SECURITY ACTION 2つ星や事業継続力強化計画を取得することで、取引先への信頼証明・補助金加点・助成金活用が可能になります。「お金をかけた対策が、別のお金を呼ぶ」仕組みです。
3. 「何にいくら」の目安
中小企業のセキュリティ投資の実態と、各対策の費用感を整理します。
| 対策カテゴリ | 具体例 | 費用感 |
|---|---|---|
| 基本技術対策 | ウイルス対策ソフト、パスワード管理ツール | 月額数百〜数千円/台 |
| 社内ルール整備 | 情報セキュリティ基本方針の作成・周知 | 自社対応:ほぼ0円〜 専門家支援:数万〜十数万円 |
| 認証・証明取得 | SECURITY ACTION 2つ星、事業継続力強化計画 | 専門家支援込みで10〜15万円程度 |
| 高度な技術対策 | EDR、多要素認証、ネットワーク監視 | 数十〜数百万円(ステップ1・2完了後に検討) |
多くの中小企業が「高度な技術対策」を先に検討しがちですが、基本対策とルール整備が先です。土台のない建物に高価な設備を入れても、効果は半減します。
4. 補助金を活用すれば「実質ほぼ無料」になることも
セキュリティ対策の費用を抑えるうえで、見逃せないのが公的補助金の活用です。
- IT導入補助金:セキュリティ対策ソフト・サービスに最大150万円補助(補助率最大50〜90%)
- 事業継続力強化計画を取得すると、ものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金で加点が得られる
- 東京都・各都道府県の助成金:最大50万円程度の独自助成制度あり(都道府県により異なる)
たとえばIT導入補助金を活用すれば、ウイルス対策ソフト・クラウドバックアップ・パスワード管理ツールなどのコストを大幅に削減できます。「セキュリティ対策にお金をかけた」のに、補助金で回収できるケースも少なくありません。
重要なのは、補助金の申請にもSECURITY ACTIONの取得が有利に働く点です。まず認定を取得し、その後に補助金を活用するという順番が、トータルで最も費用対効果が高くなります。
5. まとめ:セキュリティ投資は「順番」が9割
セキュリティ対策でもっとも避けるべきは「高い製品を買ったのに守れなかった」という失敗です。順番を間違えると、お金をかけても効果が出ません。
正しい順番は、①基本対策 → ②社内ルール整備 → ③認証取得・補助金活用 → ④高度な技術対策です。この順番で進めることで、限られた予算で最大限の効果を得ることができます。
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