求人ボックスの表示回数を上げるには
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求人ボックスでは無料で求人掲載ができますが、検索条件にヒットしないと表示されません。
しかも、大量に求人があるので、なかなか目につく場所に表示されないのが難点です。
そこで、有料オプションを設定し、有料枠への配信を試みるケースもあるかもしれません。
有料枠も競合他社が多いので、常時ベストポジションで表示されるわけではありません。
有料枠での表示回数を上げるにはどうしたら良いのか見ていきましょう。
目次
表示回数とは
求人ボックスで表示回数という場合、有料枠において求人広告が表示された回数のことを指します。
もちろん、表示されたからといって、興味を持ってもらえなければ、応募にはつながりません。
もっとも、そもそも表示されないと求職者に見つけてもらうこともできないので、表示回数を高めていくことは重要なことです。
この点、応募率を高め、スムーズな採用に結びつけるには、表示回数だけでなく、そのほかの指標にも目を向ける必要があります。
注目すべき指標として、表示された求人広告をクリックしてくれた確率を示すクリック率、クリックして求人を見たうえで応募された応募率、さらに応募された人の中で自社で設定したターゲットに見合った応募の割合である有効応募率を増やしていくことも大切です。
これらの項目を高めるにはどうすべきかを考えて、求人原稿を作成したり、より適切なキーワードを設定したり、配信除外キーワードを設定することで、それぞれの指標の改善が可能です。
もちろん、ニーズにマッチした人材の採用という最終的な成果を得るには、何より表示回数を上げていくことが前提となります。
表示回数が増加すれば、クリック数、応募数も上がり、有効応募率も上がっていくのが一般的です。
ただし、キーワード設定を誤った場合や配信除外キーワードを適切に設定しないと、有効応募率が上がらないおそれもあります。
たとえば、経験者採用をしたいのに未経験者からの応募ばかりが目立つ求人広告の表示回数をいかに増やしても、満足のいく成果は得られないためです。
表示回数を高めるために
表示回数を高めるためには、キーワード設定をはじめ、入札単価、予算などが影響してきます。
求人にターゲット層が求人を検索する際に入力するであろうキーワードを想定して、多くのキーワードを盛り込みましょう。
求人ボックスで検索するためのタグを設定するのもおすすめです。
また、一定の条件の配信を除外したい場合には、配信除外設定キーワードを入れましょう。
入札単価の調整も重要な役割を果たします。
表示回数が増えるのは、入札単価と求人の品質などが影響しますが、やはり入札単価が与える影響は大きいです。
単純にいえば、入札単価はより高い金額を設定するほど、広告の表示範囲や掲載順位が競合他社の求人より有利に働きます。
予算の制限はあるとは思いますが、急いで採用したい場合や有能な人材を確保したい場合には入札単価を上げることも必要です。
求人ボックスでは予算設定が細かくできるので、予算オーバーにならないよう、低コスト運用ができるよう、予算を設定しているケースも多いと思います。
1日あたり予算や1ヶ月あたり予算などがありますが、予算額が低く、予算に到達してしまうと、当然ながら表示されなくなり、表示回数が低下します。
採用にどれくらい力を入れられるかにもよりますが、コストパフォーマンスをシミュレーションしながら、予算額を上げることも検討に値するでしょう。
求人ボックスの掲載順位について
求人ボックスの掲載順位は、有料枠に表示される度に算出される広告ランクの結果に応じて決定される仕組みです。
広告ランクは主に以下の要素から構成されているので、これらの要素について改善していくことで広告ランクが上がり、次第に表示回数を増やしていくことが期待できます。
広告ランクで評価されるのは、入札単価、検索キーワードと求人情報の関連性、推定クリック率です。
入札単価については高いほど有利となりますが、それだけでは表示回数を増やすことはできません。
いかに入札単価が他社より高かったとしても、検索キーワードと求人情報に関連がないと、求職者のニーズに応えられないので表示されません。
求人広告を出す側も、自社のニーズにマッチしない求職者に表示されて応募が増えても、有効応募率を高められないので採用につながらず、意味がありません。
推定クリック率とは、求人の広告がどれだけクリックされ得るかを、独自の基準にもとづき推定した割合で、過去のクリック数などを元に算定されます。
そのため、入札単価を上げるだけでなく、まずは求人内容やキーワードの見直しなどを図っていきましょう。
タイトルや業務内容の具体的な説明、キーワード設定などに気を配り、自社が求める人物が、どのような求人を見たらクリックするかをイメージしながら作成することがおすすめです。
具体的なペルソナを設定することやターゲット層を絞り込んで、どのようなキーワードで検索しそうかを検討しましょう。
推定クリック率は過去の実績などにもとづいて判定されるので、表示回数をはじめ、クリック率を上げていくことで、推定クリック率も高めていくことができます。
表示実績、クリック実績を上げるほど、さらに表示回数を増やしていくことにつながります。
レポートをしっかり分析
ここまで表示回数やクリック率などの話をしてきましたが、どこでそれらの数値が確認できるかというと、求人ボックスの管理画面のレポート機能です。
数字に弱い方や分析が苦手といった方の場合、どうしてもレポート機能を放置しがちです。
新規求人の原稿作成に躍起になることやこれでもかと既存の求人内容を編集していませんか。
勘や感覚、世間一般のトレンドなどをもとに求人内容を編集しても、検索ワードにヒットすることや自社が望む求人からの応募につながりません。
掲載した求人に何か問題があったのかは、レポートを見ることで分析できることが多いです。
レポートは日別・月別・求人別・キャンペーン別のパフォーマンスレポートがあり、表示回数やクリック数、応募数などを確認できます。
これらをもとに求人内容を見直すことや応募数から実際に応募してきた人の適性を見て、有効応募率を弾き出し、どうすれば表示回数を上げていけるか検討しましょう。
見直しを図ったら、再び運用し、一定期間経過後にまたレポートで数値の改善状況を確認します。
目標に沿って上昇していれば良いですが、横ばいになっている場合や表示回数がさらに低下している場合には、分析や改善点に見誤りがあった可能性があります。
求人広告を運用している間は、PDCAサイクルを回し続けることが必要です。
求人を編集して掲載し、レポートで検証を行って改善点を見出し、改善を行って再び実行をする、その内容を再びレポートで検証して改善するのを繰り返します。
もっとも、求人は募集期限もありますので、期限内に目標が達成できるよう、時に専門家のアドバイスなどを得ながら実行することが大切です。
まとめ
求人ボックスの表示回数は有料枠で何回表示されたかを示す数です。
表示回数が増えないと、求職者の目に触れることもなく、クリック数も増えません。
クリック数が増えなければ応募数も増えず、採用にはつながらなくなります。
そのため、成果を出すための大前提となる表示回数をいかに増やすかが重要になります。
レポートを定期的に分析し、キーワード設定や求人品質を見直すことや入札単価を上げる、予算を増やすなどの見直しもしていきましょう。
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この記事の監修
中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾
WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。