質の高い求職者を集めるなら?indeedにクローリングで掲載するための準備方法
-
公開日:
この記事では、自社サイトにある求人情報を、Indeedにクローリング掲載させる方法についてご紹介します。Indeedの仕組みや掲載の種類、求人情報がクローリングされるための条件を詳しく解説していきます。
目次
Indeedの仕組み
Indeedは、国内最大の利用者数・掲載社数を誇る求人検索エンジンです。アグリゲート型サイトとして、あらゆるエリア・職種・雇用形態の求人情報を掲載しています。求職者は、勤務地やキーワードで希望条件を絞って求人を検索することができるため、自分のニーズに合致する情報を効率よく収集することが出来ます。
企業にとっても、「プランの有料・無料が選べる」「地方採用にも効果が出やすい」「職種や雇用形態に縛られず掲載できる」などといったメリットが多く、Indeedへの求人掲載が増えています。
Indeedへの掲載方法
Indeedは求人掲載の方法として「直接投稿」と「クローリング掲載」の2つを用意しています。それぞれの特徴についてご紹介していきます。
直接投稿
Indeedに自社のアカウントを作成し、求人票フォーマットへ情報を入力していく方法が「直接投稿」です。直接投稿のメリットには、以下のような点が挙げられます。
・スピーディーな掲載が可能
求人票作成後、Indeedの審査が通ればすぐに掲載ができます。掲載後も更新・修正といった編集を自社でかけることができるので、効果を見ながら求人票をブラッシュアップすることが可能です。
・タグの使用が可能
タグとは、求人ごとの注目ポイントを表示することができるアイコン機能です。直接投稿ではこのタグを、1つの求人につき3つまで選択することができます。スマートフォン向けIndeedアプリでは、タグを使っての検索機能も備えているため、求職者との接触機会をタグによって増やすことができます。
・Indeedで応募を受け付けられる
直接投稿の求人は、Indeed上で応募の受付・管理をすることができます。名前やメールアドレスといった必要最低限の情報で応募ができる「Indeedカンタン応募」、もしくは、履歴書提出を必須として事前に応募者のスキルや経験などを確認できる「Indeed履歴書応募」が選択可能です。
クローリング掲載
もう一つの掲載方法が、「クローリング掲載」です。Indeedでは、インターネット上のあらゆるサイトをクローラーというプログラムが巡回し、採用情報を自動で取得・反映していきます。掲載条件に合致さえすれば、登録や求人票作成といった手続きを踏まなくても、Indeed上に自社サイトの求人情報を表示させることが出来ます。
クローリング掲載のメリット
「自社サイトに採用情報を掲載している」「多くの職種や勤務地で求人募集がある」という場合には、クローリング掲載の利用がお勧めです。直接投稿で必要となってくる、求人票作成の手間を省くことが出来るからです。
そして、クローリング掲載の一番のメリットは、Indeedから自社サイトへのアクセスを促せる点にあります。クローリング掲載された求人は、「応募先へ進む」ボタンをクリックすると、自社サイトの採用情報ページが表示される仕組みになっています。意欲の高い求職者ほど、気になる求人への応募前に、企業サイトを訪問して情報収集する傾向にあります。Indeedに掲載されている情報だけでなく、積極的に会社のことを理解しようという前向きな人材を獲得するには、クローリング掲載の方が向いているといえます。
さらに、クローリング掲載の求人では、応募はIndeedを経由せず、自社サイトの応募フォームからエントリーさせる必要があります。直接投稿の求人はIndeed内で応募まで完結できるため、途中離脱を防ぐことが期待できる一方、誰でも気軽に応募ができてしまうという側面も持ち合わせています。自社ページからの応募というワンアクションを設けることで、求職者をふるいにかけ、熱意の高い優秀な人材からの応募を集めることができます。
Indeedにクローリング掲載するための方法
必須条件
求人情報がクローリング掲載されるための大前提として、採用ページを自社で用意する必要があります。どのような採用ページであっても良いという訳ではなく、以下の条件に合致する場合に情報が読み込まれますので、必要に応じて自社サイトを整備してみてください。
・それぞれの求人にURLが指定してある
1つの固有URLにつき、1職種1勤務地をセットとした求人情報であることが条件となります。同ページに複数の職種や勤務地が掲載してある場合は、クローリングの対象とはならないので、ページを分ける必要があります。
・HTML形式で求人情報を表示している
インターネット上を巡回しているクローラーは、情報をテキストで判断して読み込んでいるため、求人情報がwebページ上に記載されている必要があります。つまり、求人情報がPDFや画像などのファイルによってページ上に表示されている場合は対象外となります。
・応募方法が明記されている
採用情報ページ内に必ず応募方法が記載されている必要があります。応募フォームを使用する場合には、応募ボタンや入力フォームが自社サイト内のものであること(外部のサービスにつながらないこと)が条件となります。尚、応募は電話・メール・郵送など、どのような受付方法でも構いませんが、アナログであるほど応募するハードルが高くなるので、web上でエントリーできた方が応募率は高められると考えられます。
・仕事内容や労働条件などが記載されている
求人として掲載するための必要情報がしっかり揃っていないと、不完全な情報とみなされ、クローリングされません。求人票にある項目をすべて網羅できるように、求職者目線に立った分かりやすく詳しい内容を採用ページにも記載します。
そのほかにも、エントリー時に会員登録や費用を請求するといった求職者に不利益を及ぼす可能性のある求人や、勤務地の表記ができない在宅の求人などはクローリングされません。
推奨される条件
クローリング掲載をするための必須条件ではないものの、採用効果をあげるためには以下の環境を整えておくことをお勧めします。
・アクセス解析ツール
グーグルアナリティクスなどのアクセス解析ツールを使うことで、Indeed経由で自社サイトにアクセスした求職者の行動分析をすることができます。閲覧ページやユーザー属性を知ることは、求職者が自社のどの部分に興味を持ってくれているのかが明確になり、採用戦略にも活かしていくことができます。アクセス解析ツールがないとコンバージョンの計測ができず、Indeedの効果測定も難しくなります。
・コーポレートサイトの充実
採用情報のページだけでなく、基本的な企業情報をコーポレートサイトに掲載しておく必要があります。特に、事業内容や商品・サービスの特徴といった項目は、仕事内容にも大きく関わる情報なので、ほとんどの求職者が確認するポイントです。企業情報が不十分であったり、古いサイトデザインであったりすると、マイナスイメージを持たれて志望度を下げてしまう可能性もあります。
・オリジナルコンテンツ
直接投稿ではフォーマットが決まっており、自由にコンテンツを増やすことはできません。しかし、自社サイトの採用ページなら表現の幅が広がります。写真・動画といった視覚情報を用いることで、職場の雰囲気や企業カラーなどのイメージが伝えやすくなります。
また、社員インタビューや代表挨拶など、メッセージ性のあるコンテンツには、ターゲットの応募意欲を高める効果があります。
まとめ
クローリング掲載には直接投稿とは違ったメリットがあり、特に、質の高い応募を集めるという点で、効果を期待することが出来る掲載方法だといえるでしょう。すでに自社サイトの採用ページがクローリング条件に合致しているのであれば、手間なく掲載が出来ます。しかし、もし掲載条件を満たすために、サイト整備が必要なのであれば注意が必要です。掲載までにコストや時間がかかってしまう可能性があります。そのような場合には、まずは即時掲載が可能な直接投稿から、Indeedの利用を検討してみてください。
求人広告に関するお悩みは
アクセルパートナーズに
お任せください!
求人募集しても応募が来ない、indeed広告をうまく活用できない等
お客様のお悩みに沿ってご提案をさせていただきます。
まずはお気軽にご相談ください。
この記事の監修
中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾
WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。