オーディエンスが作れない?カスタムセグメントの作り方と「検索」「興味関心」の違い

「P-MAX・デマンドジェネレーションのオーディエンスシグナルと検索テーマの違いとは?」では、オーディエンスシグナルと検索テーマの基本的な違いについて解説しました。実際にオーディエンスシグナルを設定しようとすると、次はこんな疑問にぶつかることが多いのではないでしょうか。
- ・カスタムセグメントって、そもそも何を作ればいいのか
- ・「検索」と「興味・関心」、どちらで作成すればいいのか
- ・そもそも「オーディエンス」が新規作成できず、何を先に用意すればいいのか分からない
この記事では、これらの迷いやすいポイントを深掘りして解説します。
カスタムセグメントとは何か
カスタムセグメントは、あらかじめ用意されたセグメントではなく、キーワード・URL・アプリを自分で指定して作成するオーディエンスです。オーディエンスシグナルの「興味/関心と詳しいユーザー属性」の項目から追加できます。
キーワードでカスタムセグメントを作成する際、設定画面では以下の2択を選ぶことになります。
- Googleでこれらのいずれかのキーワードを検索したユーザー
- これらのいずれかの興味/関心や購入意向を持つユーザー(デフォルトの選択肢)
ここで注意しておきたいのが、この「検索したユーザー」という条件です。Google広告ヘルプ「カスタムセグメントについて」によると、この条件は「Googleプロパティで実行中のキャンペーンのみで使用されます。その他のキャンペーンでは、キーワードは興味/関心や購入意向として使用されます」とされています。カスタムセグメントが利用できるキャンペーンタイプ(ディスプレイ・デマンドジェネレーション・Gmail・動画など)のうち、この条件に該当するのは主にYouTube・Gmail・デマンドジェネレーションと考えられます。P-MAXを含むそれ以外のキャンペーンでは、どちらを選んでも実質的に「興味・関心や購入意向」として扱われるとされています。つまり、P-MAXにおいては、この2択の違いをあまり神経質に考えすぎる必要はないと言えそうです。
オーディエンスマネージャーでの作成手順
ここでもう一つ、つまずきやすいポイントがあります。それは、「オーディエンス」を新規作成しようとしても、いきなりは作れないという点です。「オーディエンス」を作成するには、先に元となる「データセグメント」や「カスタムセグメント」を用意しておく必要があります。
データセグメント(自社データ)を準備する
データセグメントは、サイト訪問者や過去のコンバージョンユーザーなど、自社が保有するデータをもとにしたセグメントです(リマーケティングリストもこのデータセグメントの一種です)。
- Google広告の管理画面左メニューから「オーディエンス、キーワード、コンテンツ」を開く
- 「オーディエンスセグメント」内の「データセグメント」を選択する
- Googleタグを設置済みであれば、「すべての訪問者」「コンバージョンに至ったすべてのユーザー」といったセグメントが自動的に作成されている場合が多いので、まずはここで既存のセグメントを確認する
- 特定の条件(特定ページの訪問者など)でリストを絞り込みたい場合は、青い「+」ボタンから新しいデータセグメントを作成する
カスタムセグメント(キーワード・URL・アプリ)を準備する
- 同じく「オーディエンス、キーワード、コンテンツ」から「カスタムセグメント」を選択する
- 青い「+」ボタンから新規作成し、セグメント名を入力する
- キーワード・URL・アプリのいずれかを指定して保存する
データセグメントとカスタムセグメントを組み合わせて「オーディエンス」にする
データセグメント・カスタムセグメントの準備ができたら、これらを組み合わせて一つの「オーディエンス」として保存します。このタイミングで年齢・性別などのユーザー属性の条件を追加することもできます。
なお、アセットグループのシグナル編集画面からオーディエンスシグナルを設定する際にも、その場でカスタムセグメントを作成できる場合があります。ただし、データセグメント(自社データ)は事前にオーディエンスマネージャー側で準備しておく必要がある点に注意してください。実際の操作導線は管理画面のアップデートにより変わることがあるため、お使いの画面で表示が異なる場合は、実際の画面表示を優先して進めてください。
まとめ
- ・カスタムセグメントの「検索」と「興味・関心」の違いは、P-MAXにおいては実質的に大きな差にならないとされています
- ・「オーディエンス」を作成するには、先に「データセグメント」「カスタムセグメント」という部品を用意しておく必要があります
- ・データセグメントはオーディエンスマネージャー側で事前に準備しておく必要がありますが、カスタムセグメントはシグナル設定画面からその場で作成することも可能です
具体的にどのキーワードを設定すべきか、複数のアセットグループでどう使い分けるかについては、次の記事「P-MAXのアセットグループ別シグナル設計|検索テーマ・カスタムセグメントの使い分け方」であわせて解説しています。
本記事で紹介した仕様・手順は、執筆時点で確認できた内容です。カスタムセグメントの仕様や、各キャンペーンタイプでの挙動は、Googleのアップデートによって変更される場合があります。実際の設定にあたっては、最新の公式情報もあわせてご確認ください。







