【速報】ものづくり補助金は新事業進出補助金と統合へ!
2025年12月26日、中小企業庁より「中小企業・小規模事業者関係予算等のポイント(令和7年度補正予算・令和8年度当初予算案)」が公表されました。
かねてより、ものづくり補助金はその存続が懸念されておりましたが、新事業進出補助金と統合され、「新事業進出・ものづくり補助金」として継続されることになりそうです。本コラムではその概要を解説します。
「新事業進出・ものづくり補助金」の定義は?
すでに前回のコラムでもお伝えしておりますが、ものづくり補助金は従来、中小企業成長加速化補助金や持続化補助金などと同じ「中小企業生産性革命推進事業」の予算の中で実施されてきました。
しかし、今年11月に中小企業庁が発表した令和7年度補正予算案の事業概要には、「デジタル化・AI導入補助金」が明記された一方、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ものづくり補助金)」は記載されておらず、その動向が注目されておりました。
今回新たに公表された資料によると、「新事業進出・ものづくり補助金」は以下のように定義されています。
”中小企業等が行う、技術的革新性のある製品・サービスの開発や既存事業とは異なる新市場・高付加価値事業への進出、海外市場開拓(輸出)に向けた国内の輸出体制の強化に係る設備投資等を支援する。”
補助金の名称からも推察できますが、ものづくり補助金のほうが、新事業進出補助金が吸収された、との印象を受けます。
「新事業進出・ものづくり補助金」の内容
「新事業進出・ものづくり補助金」は、「中小企業省力化投資補助金」と同じ、「ものづくり商業サービス省力化・革新的開発・新事業・海外展開促進事業」(予算規模2,960億円)の一環として実施される予定です。補助金額・および内容は以下の通りです。
| 枠・類型 | 補助上限額 ※カッコ内は大幅賃上げを行う場合 |
補助率 |
| 革新的新製品・サービス枠 | 5人以下 750万円(850万円) 6~20人 1,000万円(1,250万円) 21~50人 1,500万円(2,500万円) 51人以上 2,500万円(3,500万円) |
1/2、小規模・再生2/3 ※最低賃金引上げ特例:補助率2/3(小規模・再生事業者は除く) |
| 新事業進出枠 | 20人以下 2,500万円(3,000万円) 21~50人 4,000万円(5,000万円) 51~100人 5,500万円(7,000万円) 101人以上 7,000万円(9,000万円) |
1/2 ※最低賃金引上げ特例:補助率2/3 |
| グローバル枠 | 同上 | 2/3 |
ここで、本コラム掲載時点(2025年12月27日)において公募されているものづくり補助金(22次)の内容を見てみますと・・・
| 枠・類型 | 補助上限 | 補助率 |
| 製品・サービス高付加価値枠 | 5人以下 750万円 6~20人 1,000万円 21~50人 1,500万円 51人以上 2,500万円 |
1/2、小規模・再生2/3 |
| グローバル枠 | 3,000万円 | 1/2、小規模2/3 |
比較していただきますと、
「製品・サービス高付加価値枠」→枠の名称が変わったのみ
「グローバル枠」→新事業進出補助金との「いいとこどり」となっている印象です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の統合により、名称や枠組みは整理される見込みですが、「生産性向上に資する革新的な新製品・新サービス開発や海外需要開拓を行う事業のために必要な設備投資等に要する経費の一部を補助する」というものづくり補助金の本質は大きく変わらないと考えられます。 これまでの考え方や申請の方向性を踏まえつつ、今後の公募要領を注視していくことが重要です。
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