2名の採用成功、ITによる業務改善やマニュアル作成などで効率化を実現/実務従事半年後インタビュー

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会社紹介

株式会社オーティーエスジャパン様

<事業内容>
国際利用運送事業(航空、海上)
輸出入代行業務
天然海綿などイタリア製品の輸入販売

ーご協力いただいたきっかけを教えてください

元々横田さんの働いている会社とお取引をさせてもらっている中でお声がけいただきました。

名刺に中小企業診断士という肩書きが入っていて個人的に興味がある資格だったので印象に残っておりました。

また、数ヶ月後に取締役になる内示をいただいていたこともあり、このタイミングで会社の事業についてしっかりと話を聞かせてもらうことに価値を感じてお受けいたしました。

ーどんな課題を意識していましたか?

当時以下3点を課題設定して当プログラムに参加しました。

1.売上をどう伸ばしていくか
2.東京と大阪の事務所が別々で業務に当たっている中でオペレーションを統一していくにはどうすればいいか
3.人材の採用をどうしていくべきか

ー国際運送業という点で参加者さんも馴染みが薄く最初は不安なようでしたが、課題は売上・人材・オペレーションということをヒアリングを通して確認することができ、身近に感じたようでした。

 

ー受けられた後の感想を教えてください

あれだけの人数から自分の会社のことを見てもらうということ自体初めてでとても新鮮でした。

まっさらな状態で外から見てもらい、当社がどのようなことをしていかなければいけないか意見をもらうことで自分自身も身が引き締まる思いを感じました。

これから取締役になって会社を支えていくにあたり、ちゃんとやっていかなければいけないと感じました。

ただ、様々な施策を提案頂いた中で進めているものもありますが、半年経った今まだまだやりきれていないものも多いと感じています。

あれから時間が経過し、あの頃感じたことが薄れてきていた中で今回のインタビューのお話をいただき、プログラムの内容を見返す良い機会になったと思います。

ー具体的な変化があれば教えてください

採用・オペレーション・売上の3つに分けて説明します。

まず、採用面について。

「入社した後のミスマッチをなくすためには紹介予定派遣が良いのでは?」

と提案をいただきました。

ただ、動いてみたけど最初はなかなかマッチできませんでした。

そこから選択の幅を広げ、直接採用にも幅を広げて面接をする人数・回数を増やしていきました。

最初は入社後のミスマッチを恐れて慎重になっていましたが、多くの面接機会を作ることで慎重に対応してリスクを軽減していこうという選択に至りました。

結果的に大阪と東京で1名ずつ採用することに成功しました。

実務従事プログラムに参加した社員が中心になって色々試行錯誤しながら従来とは違う求人に幅を広げることができたおかげだと思います。

次にオペレーション面について。

当時は大阪と東京の連携はパソコン上で共通のスプレッドシートを見たりメールでたまに連絡をするくらいの交流でしたが、実務従事きっかけで新しいソフトを導入し少しずつ交流が増え、効率化にも繋がっています。

また、マニュアルを大阪と東京共同で作ることで、協力しながら効率化が進み、それにより後輩教育水準の平準化がされました。

実務従事プログラムに参加してくれた現場の社員が積極的に推進してくれているので、きっかけを作ってくれたことに感謝しています。

売上面はまだまだ推進しきれておりません。

海外での展示会出展など多彩な提案をもらいましたがトランプショック・円安の影響でまだまだ前に進めきれていない状態です。

その他にもkintoneなどの業務改善アプリをご提案いただき、社長や他の取締役とも共有し話し合いました。

それにより、まずは効率化・DXを推進していこうという目線合わせができました。

 

今の課題は少人数でいかに売上を上げていけるか。

円安で新規売上を伸ばしづらい中で人数をそこまで増やさないでどうやって売上を上げられるかというと効率化が非常に重要と考えています。

また、先日経理スタッフが退職してしまいました。

その際、新規採用せずに税理士と連携してITを活用しながらアウトソース化することにしました。

結果的に経理スタッフがいなくても取締役が手間をかけずに回るようになりました。

改革を進めることで急な離職にも対応できたことはとてもよかったです。

 

ーオーティーエスさんが当プログラムに凄い前向きに取り組んで頂き凄い嬉しかったです。オーティーエスさんに課題企業様をやってもらって本当によかったと思っています。

こちらこそちょうど取締役になるタイミングでご案内頂いたおかげで、これから何をやっていけばいいか、取締役としての心構えなどを考える良い機会となりました。

ー今後の展望について教えてください

オペレーションの効率化はまだまだ進めていかなければいけません。

営業は円安により動きが鈍いですが、まだまだ推進がこれからの中でいざ外部環境が復活した時にはすぐに進められるように準備していきたいと思います。

小さな会社は毎年違うことに挑戦していかないといけない。

 

ーオーティーエスさんはとにかくレスポンスが早くて頼り甲斐があります。仕事を任せたい本当におすすめな会社です。

 

ありがとうございます。

おかげさまでお仕事を通じてお客様からの喜びの声をいただいています。

それはスタッフみんなの力であり、働いているみんなの意識が当社の強みだと思っています。

離職が続いた時期もありましたが改革が進み、スタッフ満足度も上がり、それによりお客様満足度も安定してきたと思います。

このプログラムはどんな会社にお勧めだと思いますか?

信念を持って自分の意思で推進していく社長よりも、僕のような取締役、No2とかNo3とかの人にぜひ参加してもらいたいですね。

既に社長が現場を離れており、実際に会社を動かす幹部をこのプログラムに送り出すような会社に凄いマッチしていると思います。

 

ーこの度はご協力誠にありがとうございました。

 

話し手:株式会社オーティーエスジャパン 藤木ブルース取締役
聞き手:中小企業診断士 横田久子
(書き手:アクセルパートナーズ代表 二宮圭吾)

インタビュー後記

スタッフのみなさんの気配りが素晴らしく、お客様からの信頼も厚いオーティーエスジャパン様。前向きな姿勢が課題企業さんとしてぴったりだと思い、推薦いたしました。

今回は、経営者の視点だけではなく、実務を担う藤木取締役と社員の方に参加いただいたことで、業務改革がスピーディーに進んだのだと思います。

実務従事からたった半年で、業務効率化に向けたシステム導入やマニュアルの整備が進み、新たに2名の採用が決定。これは、オーティーエス様自身が提案内容を真剣に受け止め、実際の行動に移してくださった成果です。

改革の手を止めず、次々と新しいことに取り組んでいらっしゃるオーティーエス様をご紹介できたことを、とても誇らしく思います。これからのさらなる成長が楽しみでなりません。

このたびはご協力ありがとうございました。


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