地域課題をレトルト食品で解決したい!若手経営者の実務従事半年後インタビュー

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企業様情報

株式会社Roub様
ご当地レトルトカレー専門店カレーランド運営や企業のレトルト食品の企画開発、販売支援を行う。

参加いただいたきっかけを教えてください

R5年度中小企業診断士試験に合格してアクセルパートナーズの実務従事に参加したことで親しくしてもらっている中で、
「次は課題企業側としてよろしくお願いします」
と誘っていただきました。

自社のことを色々と考え事業計画書を他の人に作ってもらったりする機会はないのでとても楽しみにしていました。

実際参加してみてどう感じましたでしょうか?

とても良い体験になりました。

やろうかなあと思っていたことを第三者の人も同じように考えてくれていたりすると自信に繋がります。

環境問題へのアプローチは色々考えていたのでそこに触れてくれたのは嬉しかったです。

 

私自身日々この事業のことを考えているのでアイディアベースで目新しいものに触れることは多くは無いですが、客観的に見てもらうことや事業計画を整理してもらうことで、思考の整理につながり、それによってモチベーションが引き上がりました。

日々孤独に一人で考えたり仕事をする機会が多いのでこのようにいろんな人にRoubのことを考えてもらえたのは素直に嬉しかったです。

実務従事の場で喋っていたことが実現され、成長した姿で新しい課題をまた来年の実務従事で色々相談したいと思います。

実務従事後の近況について教えてください。

仲間も増え、少しずつ既存事業が軌道に乗り始めている実感があります。

大きな会社様とのお取引も増えてきている中で正社員の雇用も決まり営業を強化しています。

 

新たな取り組みとして六次産業化の支援や規格外品をレトルト食品に使用することによる環境保護、企業イメージ向上支援に携わっています。
また、個人のお客様がオリジナルのレトルトカレーを作れるサービス”マイレト”を開発しました。
例えば、夫婦の世界に一つだけのカレーをレトルトにして結婚式で贈るようなことができます。

レトルトカレーという元々ある商品に対して新しいアイディアを入れてどこまでブランディングできるか。

レトルトカレーは日持ちし、運びやすく、素材の形に拘らないので地方創生や食品ロス、企業イメージ向上、六次産業化などさまざまな社会課題にリーチすることができます。
また、インバウンド需要とコロナによって外国人客や家食需要の増加によって追い風がきています。

既存事業を伸ばしながら新しい取り組みも積極的に頑張っていきたいです。

それにあたって、今度は物流とか業務改善、IT活用など、僕の専門外の部分に対して色々ご提案もらいたいです。

 

インタビュー後記

非常に意欲的で喋っているだけで面白い若手経営者さんでした。
レトルト食品という目新しいものではない商品ではありますが、製品の可能性を限界まで広げようとしている姿は本当にすごいと感じました。

コロナを機に家での贅沢食需要が増加し、インバウンドや環境意識向上といった社会的機会を通して日本の地方課題に挑む姿は社会的にコンテンツ力が強く、多くの人の共感を生むビジネスになりそうで聞いていてワクワクしました。

実務従事を通して、よりその挑戦の後押しに繋がったら幸いです。

 

こういう経営者さんはきっとコンサルがいてもいなくてもご自身の才覚と好奇心でどんどん推進していくんだろうと思ってお話を聞いていました。

そういった推進力とバイタリティがある経営者さんに対して中小企業診断士が何を提供できるんだろう?
と仕事柄考えたりしますが、こういう企業様の場合、相手の弱点を探して解消するのではなく相手の強みをより際立たせるための支援が求められるのかと感じます。

「この会社が10年で届くものをどうすれば7年で届く支援ができるのか?」

そんな風に向き合うことが大切なのかもしれません。

これからも大藤さん、Roubさんの活躍を楽しみにしています。

 


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