M&Aコンサルティング
M&Aで得られる効果
売り手側の主なメリット
- 1.後継者不在の解決:親族・社内に適任者がいない場合でも、第三者承継で事業の継続性を確保。
- 2.創業者利益の実現:適正価額で現金化し、安心してリタイアできる設計へ。
- 3.雇用と取引の維持:廃業回避により、従業員の雇用や取引先との関係を維持。
- 4.個人保証の整理:スキーム次第で経営者の保証負担を軽減・解消できるケースも。
- 5.選択と集中:ノンコア事業を売却し、伸ばしたい領域へ資源投下。
買い手側の主なメリット
- 1.速やかな新規参入:ゼロからの立上げより、既存基盤の取得で立上げ時間とコストを圧縮。
- 2.規模拡大・商圏拡張:シェア獲得や販路強化で競争力を底上げ。
- 3.シナジー創出:コスト最適化、技術・ノウハウ融合、人材・設備共有で付加価値を拡大。
- 4.人材確保:即戦力人材・専門人材を一括で迎え入れられる。
M&Aで留意すべき課題
情報管理や社内における動揺の抑制、デューデリジェンスによるリスク把握、PMI(統合プロセス)の設計・実行など、案件が成立した後まで見据えた総合対応が求められます。 財務・税務・法務・労務の横断的な知見が威力を発揮します。会計事務所がM&Aコンサルを提供する理由
専門性と経験値
税理士が在籍しバリュエーション(企業価値評価)、税務構築、繰越欠損金の扱い、組織再編税制の選択肢検討など、実務で差が出る論点を的確に支援。承継後の資産・相続対応まで視野に入れた助言が可能です。一気通貫の伴走
初期検討から相手探索、交渉、デューデリジェンス(財務・税務)、契約支援、そしてPMIまで一連のプロセスをワンストップでカバー。抜け漏れのない進行を実現します。顧客本位の設計
目的・希望・制約を丁寧にヒアリングし、売り・買い双方のアドバイス、仲介・助言などニーズに応じた役割設定で最適解を提案します。単なる成立ではなく「最善の着地」にこだわります。中小企業に強い
地域の中小・小規模事業者の事情に沿った対応が可能。事業承継型から成長投資型まで、多様な目的のM&Aを射程に入れます。ガイドライン準拠
経済産業省の中小M&Aガイドラインに沿った透明で公正なプロセスでの運用。安心して相談できます。提供サービスの全体像
| ステップ | M&Aプロセスの概要 | 当事務所の主な役割 |
|---|---|---|
| 初期検討 | 課題・目的・希望条件の確認 | 目的の言語化と実現方針の仮説立案 |
| 相手探索・交渉 | 候補選定、匿名打診、トップ面談、条件交渉 | 企業価値評価(バリュエーション)、交渉支援、ドキュメント整備 |
| デューデリジェンス | 買い手によるリスクの洗い出し | 財務・税務を中心に潜在リスクを可視化、価格や条件への反映を助言 |
| 最終契約・実行 | 最終契約書の作成とクロージング | 契約書の整理、決済実行のサポート |
| PMI | 組織・制度・会計等の統合プロセス | 統合計画の策定と実行支援、会計処理のサポート |
進め方(売り手の標準フロー)
- 1.初回相談 → 課題・目的・希望条件の確認
- 2.NDA/アドバイザリー契約 → 情報保護と役割明確化
- 3.資料収集・企業概要書作成 → 買い手へ適切に魅力を伝える土台づくり
- 4.バリュエーション → 客観根拠を交渉材料化
- 5.候補抽出・匿名打診 → 関心度の高い相手を選別
- 6.トップ面談 → 相互理解と方向性の確認
- 7.条件交渉 → 価格と主要条件の合意形成
- 8.基本合意 → 主要条項を明文化
- 9.デューデリジェンス → リスク洗い出し・条件調整
- 10.最終契約 → 表明保証、前提条件等を確定
- 11.クロージング → 対価受渡などを実行
- 12.PMI → 事業統合で成果を定着
成功へのポイント
- ・情報管理:社内外の漏えい対策、段階的開示の設計。
- ・現実的な条件設計:価格だけでなく表明保証・競業避止等もバランス良く。
- ・早期の税務・会計検討:組織再編税制・繰越欠損金の扱いなど。
- ・PMI:統合計画を基本合意前から構想し、成立だけで終わらせないように。

