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小さな会社もドメインで経営を考えよう!3C分析とともに解説!

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1.3C分析とは

まず、経営戦略を考えるときには、環境分析からおこないます。 なぜ、環境分析をおこなうのか。 それは、政治や経済、社会などの動きは常に変化しているので、その変化に対応して変革していかなければ、会社は生き残れないからです。 環境分析をするときは、次の3つの視点で考えます。

①競合

競合他社の状況をしらべます。 そもそも競合は多いのか少ないのか。他にも、競合他社のシェア・強み・弱みなどを比較します。取得できれば、売上や利益率などの情報もあるとよいでしょう。 そして、自社にとって、脅威となるのか・機会となるのか考えます。  

②市場・顧客

[市場] 市場は、マクロミクロの視点で考えます。マクロ視点では、景気の動向や社会の変化などの影響について。ミクロ視点では、業界の市場規模や今後の展望などについて分析します。そして、市場は良いのか悪いのかを考えます。 [顧客] ターゲットとなる顧客層を分析します。まず、顧客はどのようなニーズを持っていて、どのような価値を求めているのか把握します。つぎの分類に顧客の特徴をあてはめていくと、より顧客層が明確になります。 ■デモグラフィック(性別・年齢・家族構成など) ■ジオグラフィック(地域・人口密度など) ■サイコグラフィック(パーソナリティ・ライフスタイルなど) ■行動基準(購買頻度・ロイヤルティなど) そして、その顧客層は自社にとって、機会となるのか判断します。  

③自社

自社について分析します。「ヒト・モノ・カネ」といった有形資源や、「信頼・ブランド・こだわり・技術・ノウハウ・知識・経験」といった無形資源にわけて、自社にどのような経営資源があるか把握します。 特に、無形資源は競合他社にマネされにくく、自社の強みとなります。 また、自社の弱みも分析しておきます。克服できる弱みであれば、改善をします。 このように、「競合」「市場・顧客」「自社」の視点で環境を分析することで、自社の置かれている状況を把握することができます。そして、どのような強みを使って、どのような市場機会をとらえるのか、経営戦略を考えていきます。  

2.ドメインとは

経営戦略を立案するときに、ドメインというフレームワークを活用します。 具体的に、「誰に」「何を」「どのように」という三軸で考えます。  

①誰に

3C分析の「市場・顧客」にあたります。 たとえば、「自社の近隣に住む、20~30歳代の、花に関心のある女性」と設定します。  

②何を

自社の商品やサービスを指します。 たとえば、商品は造花のフラワーアレンジメントとします。  

③どのように

自社の強みを指します。 たとえば、既存事業の顧客である結婚式場に評価されている、生花をいけるアレンジメント力を活用するとします。 ①~③をつなげると、新規事業のドメインは、 『自社の近隣に住む20~30歳代の、花に関心のある女性に対して、造花のフラワーアレンジメントを、アレンジメント力を活用して提供する事業』となります。 その際に、3C分析の「競合」との競争を避けるために、「誰に」や「どのように」を差別化して独自性をもつことが重要です。 このようにドメインを設定することで、その後の取組みに一貫性を保つことが可能になります。 たとえば、広告を制作するときには、20~30歳代の女性が好むようなデザインにしたり、その世代が使うSNSを活用したプロモーション活動をするなど、ターゲットに届く戦略を立てることができます。  

3.まとめ

いかがでしたか。 経営戦略の立案をするときに、簡単に活用できるフレームワークをみてきました。 このほかにも、さまざまな考え方がありますが、一つの足がかりとして参考にしてくださいね。  ]]>

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金等、補助金採択実績300件超。
中小企業診断士向けの120名以上が参加する有料勉強会主催。

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