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僕が受験生向けに「中小企業診断士になった後についての発信」を行う理由

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昨日8月22日は中小企業診断士一次試験でしたね。受験した皆様お疲れ様でした。

僕は中小企業診断士受験生向けフライングコミュニティという有料コミュニティ(月額1,000円・初月無料)を主催しています。

そこでは受験向けのコンテンツは一切やらずに

「合格後何をするのか?」

についてフライングで学ぶ場をやっています。

なぜそんな尖ったコンセプトの場をやるのか?
について少し喋りたいと思います。

目次
1.中小企業診断士は人気資格なのに、何をやっているかわからない
2.コンテンツ内容と実務が乖離している
3.補助金の減少に備えたキャリア形成
4.顧客が求めている支援をできる人を増やしたい
1.中小企業診断士は人気資格なのに、何をやっているかわからない
まず大前提としてここが大きいです。

そして、それは合格後も同じ課題を抱える人がたくさんいます。

・知的基礎体力がついた
・転職・昇進に有利になった
・仲間が増えて見識が広がった

こういった効果はもちろん高いと思いますが、具体的に合格後のイメージを掴めないまま試験に全力投球をして、その後後輩受験生の支援をみんなで頑張って、そのまま寝かせてしまう、

なんて人も多く、もっと資格の可能性を広げられるのでは?とずっと感じてきました。

2.コンテンツ内容と実務が乖離している
1.の内容にも近いですが、特に一次試験で頑張ったことは実務で活用することが少ないです。

また、二次試験の勉強はとても役立つ試験ですが、これもどこで使うのか受験生時代にはなかなか見出すことができません。

他の国家資格ですと、何になるかをイメージして受験する人が多い中で中小企業診断士は

「中小企業診断士に俺はなる!」

と考えて受験に臨むものの、ルフィと同じで実情はよくわかっていなかったりします。

3.補助金の減少に備えたキャリア形成
今までは概論でしたが、そろそろ詳細に入っていこうと思います。

中小企業診断士の多くは今補助金の支援業務を行っている人が非常に多いです。

独立診断士さんは補助金や公的機関、銀行などからの依頼で仕事をしている人が多く公的なお仕事が多いです。
(もちろんそれが悪いわけではありませんが、需要変動が大きいことを不安視している仲間が多い印象です)

また、企業内診断士さんも補助金のお仕事や非営利活動をしている方が多いです。

その中で令和2年に事業再構築補助金というものが始まり、局所的・一時的に景気が上がっております。
それによって独立した人も多く、供給量が上がってしまいました。

来年以降もそういった補助金は続くかもしれませんし、増えるかもしれませんが、以前はほとんどこのような補助金が無かったことを考えると、減少したり無くなっていくことを想定して動くのが妥当かと思います。

現状、長期的に行われている”ものづくり補助金”によってたくさんの仕事が支えられていますが、外部要因に頼るのは非常にリスクが大きいです。

そのような特殊な環境とコロナという状況下でスタートする令和3年度合格の皆さんに早めに情報をお届けしたいという想いがあります。

4.顧客が求めている支援をできる人を増やしたい
うちの会社は民間からの売上が95%以上(診断士向けの有料会員やセミナー一部あり)なので、絶対的にクライアントファースト、企業様ファーストです。

だから、「中小企業診断士業界をよくしたい」

と思って動いているわけではありません。

自分の強みを使って多くの会社様を良くなるための方法を考えた時に、”中小企業診断士業界への発信”が必要だと思ってやっています。

本業はwebマーケティングの会社ですし、どちらかというと新規事業として取り組んでいます。

その結果、診断士仲間への貢献に繋がったら良いとは思っています。

企業様の決算書をたくさん見て、社長とたくさん喋る中で、僕らの強みを活かして日本の中小企業を良くするためにやるべきことを2つに絞りました。

それが

・マーケティング力の向上
・キャッシュ・自己資本比率の健全化

です。
また、それにによる企業の成長促進になります。

平たくいうと、マーケティング力を高めて売上伸ばしてたくさん法人税を払って、利益剰余金を残して、自己資本比率とキャッシュを増やしましょう。
そのためにwebマーケと財務支援をやらせてください!

という感じです。

もちろん、これは僕らができる、僕らが考えた一つの今後の診断士の形であり、まだまだ模索段階です。

他にも多種多様な活躍をされている先輩がたくさんいますが、そんな活動を受験中から学びたい方は是非一度入会してみてまずはzoomからお話できたら幸いです!

リンク:中小企業診断士受験生向けフライングコミュニティ

この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金等、補助金採択実績300件超。
中小企業診断士向けの120名以上が参加する有料勉強会主催。

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