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webマーケティング事業と中小企業診断士事業の会社をやっている理由と経緯

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webマーケティングと資格。
相性が良いように見えて実は結構思想が真逆。

最近でこそ権威性が重んじられるようになったけど、

ユーザファーストで自分の実力を実績や他社からの評価で示す、脱権威的な思想でできているwebと、

国家資格で自分の実力を権威で示す中小企業診断士。

唯一マーケティング的要素が求められる資格ですが、実際には非常に相反的な場所に位置する二つのものを小規模ながら一つの会社でやっている会社はそこまで多くありません。

そんな二つの事業を営んでいる理由について、noteのコラボ企画に乗っかって書いてみようと思います。

元々子供の頃広告が好きだった
僕は元々超テレビっ子の子供でした。
その中でテレビ全盛時代にテレビCMを作りたいって思ってた頃がありました。

インターネットも未成熟な1997年、17歳の頃、

「将来テレビCM作りたいんだけどどうすればなれる?」

って19歳の姉に聞いたら、

「電通って会社に入らなきゃいけないみたいだよ。そのためには早稲田か慶應くらいに入らないといけないかな。」

と教えてくれました。

そこで勉強嫌いで根性なしだった当時の僕は広告への思いをさっさと諦め、普通の大学に入学しました。

特に大きな理由はないけど起業したくなる
大学に入ってからはとにかく

「将来起業したい」

という思いが強くなり、勝手に20歳の頃30歳で独立すると決めて当時の彼女に、

「30歳で独立するから子供は30歳まで待ってほしいけど、良いかなあ?」

とプロポーズし、卒業とともに結婚しました。

独立するために、まずは不動産営業の道に進み、その後webの会社に就職しました。

昔好きだった広告との出会い
そこで、特に意識していなかったですが、昔好きだった「広告」というものに出会うことになります。

その中でも検索エンジンが急成長している時期だったこともあり、リスティング広告が好きになりました。

・頑張れば結果に繋がる
・クライアント様に喜んでもらえる
・求めている人に求めている情報を届けることができる
・中小企業が参入できることで社会に多様性が広がっていく

リスティング広告・検索エンジンのおかげで色々な中小企業のビジネスチャンスが広がっていくのに大きな可能性を感じ、そこに携わっていることに喜びを感じました。

それと並行して、
”名古屋で月20万円〜50万円くらいのリスティング広告を真面目にやっている会社が全然ない”
という社会課題を感じたのもその頃でした。

その頃働いていた会社が会社都合で希望退職を募ったので、そちらのタイミングで退職し、独立となりました。

実際は会社が好きだったので35歳くらいまでやろうかなあ、という気持ちになっていたのですが、30歳になる1週間前に晴れてフリーランスの仲間入りしました。

独立前半、徐々にお客様が増えていく
独立初期は貯金が30万円くらいしかない中で東日本大震災もあり、最初は不安でしたが、
リスティング広告の新規受注を自分のwebサイトで集客し、そこから紹介に繋がり10社、20社と顧客を伸ばしていくことができたのですが、どこかで一抹の不安を感じていました。

独立3年目くらい、2012,2013年くらいに

「いつかリスティング広告が全部自動化してしまう」
「web広告もいつか廃れる。あと30年以上もあるのに、web1本は危ない」
「懇意にしている最重要顧客のwebマーケでやることがなくなった後何の力になったらいいんだろう?」

そんな危機感を持ち始めました。

中小企業診断士の勉強開始
そこで、レイヤーを上に引き上げるために中小企業診断士を志すことになります。

独立して仕事が軌道に乗り始めた時に資格の勉強時間を確保するのは死ぬほど大変でしたが、なんとか合格することができました。

そこからは自身の強みである「webマーケティング」を生かして、中小企業診断士の仕事を受注していき、webとリアルのコンサルをつなげていくイメージを持って事業を広げていくことになりました。

その中で、一人でやっていくことで利益の頭打ちを感じ、組織化を意識するようになります。

コロナ到来、事務所を構え組織化を始める
ずっと自宅兼事務所・一人で働いてきたんですが、ひょんなところから一人の中小企業診断士さんが少しずつ僕のお仕事を付き合ってくれるようになりました。

その女性とYouTubeを撮影し始めていくのですが、少しずつ登録者が増え始めた頃、コロナが流行り始めます。

2020年コロナが流行りはじめ、経済がストップしていきます。

この時点で、約2年間・2022年3月くらいまではコロナ騒動は続くかな、と思い一時的なストップは危険だと予想し、アクセルを踏んでいくことになります。

印鑑通販・スポーツジム・旅行かばん通販、などコロナのダメージを受けた会社様の相次ぐ離反で売上が下がりつつ、コロナで逆に好況になった会社様も出てきて、売上は少し下がリましたが、中小企業診断士を取得して獲得できるようになってきたコンサルが伸びていきます。

その中でスタッフを雇用していき、1年間で6名正規雇用することになりました。

市場の変化に合わせて生存するためにどうするべきかを考えていった結果最近は良い仲間・良いお客様に恵まれて幸せにやることができています。。

いつも意識してきたことは

「好きな人と、好きな人のために、好きなことをする」

ということでした。

”広告・web”という僕が好きなことを軸に、とにかく自分が良いなって思う人と仕事をしていくことを重視してきて、気付いたら41歳とまあまあおじさん社長になってきました。

これからもいろんな新しい仕事に挑戦していきたいけど、

特に大きなわけはなく、自分ができる・求められることに合わせて日々組織と自分を変化していきたいなあなんて思います。

この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金等、補助金採択実績300件超。
中小企業診断士向けの120名以上が参加する有料勉強会主催。

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