中小企業診断士受験時代・独立黎明期に知りたかった財務のお話
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損益計算書や貸借対照表って見づらくて難しいですよね。
小規模事業者さんや中小企業さんにとって、普遍的に必要な項目ってそんなに多くないんですが、項目が多くて何が重要なのかわかりづらいです。
いろいろな考え方があると思いますが、貸借対照表・損益計算書の項目の中でどう考えても格上のものが存在するんですが、それがとてもわかりづらいんです。
例えば、特殊なお仕事をしていて小指がなくなったとしても生きていけますが血液や心臓がなくなったら生きてはいけません。
そんな血液や心臓となる項目について書きたいと思います。
あらゆる中小企業において
現預金
↑
利益剰余金
↑
当期純利益
↑
経常利益
↑
売上高
この太い道が存続において重要になります。
この数値が悪化すれば会社は不安定になりますし、あらゆる指標はこの太い道筋の枝葉になります。
しかし、この道を指南してくれる専門家は意外と少ないのが悩ましいです。
かくいう僕も30代の頃なんとか税金を低くしたくて、どうやったら経常利益が低くなるのか、言い換えると
どうやったら会社の財務体質が悪くなるのか
考えていました。
中小企業診断士受験生時代も一生懸命収益性・効率性・安全性という3つの指標で計算間違えしないように事例IVにかじりついていました。
(受験勉強としてはそれが間違ってるわけではありません)
合格したあとで
安全性を高めるために収益性を高め、収益性を高めるために効率性を見ないとね
という価値観になりました。
もちろん、それが全ての最適解というわけではありませんが、少なくとも上記の考え方になってから僕の会社の業績は大きく向上しました。
来月は弊社決算で顧問税理士さんから
「このままだと結構法人税出ちゃいますけど大丈夫ですか?」
と聞かれましたが
「喜んで払います^^」
とお伝えしました。
嘘です。仕方ないと諦めることができるようになりました。
この記事の監修
中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾
WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金等、補助金採択実績300件超。
中小企業診断士向けの120名以上が参加する有料勉強会主催。