WEB広告媒体の選び方 特徴や向いている商材について解説 

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スマートフォンユーザーが増加し、誰もがインターネットに気軽にアクセスできるようになった現在、WEBを利用した広告発信の重要性は増しています。 しかし、WEB広告にはさまざまな媒体があるため、どれを選べば良いのか迷ってしまうかもしれません。
今回はWEB広告媒体の特徴や向いている商材について解説します。WEB広告媒体の選び方に迷っている方は、ぜひ最後までお読みになり、参考にしてください。 

WEB広告とは 

WEB広告と一口にいっても、その種類はさまざまです。その中から主なものを以下にご紹介します。 

検索連動型広告 

GoogleやYahoo!Japanといった検索エンジンでキーワード検索を行った際、それに関連した広告が表示されるものです。コンバージョンに結びつきやすいユーザーに効率的にリーチできます。基本的に1クリックごとに課金され、予算や配信の時間帯、ターゲットなどを絞ることもできるため、費用対効果の高い広報が可能です。 

ディスプレイ広告 

ディスプレイ広告はリスティング広告の一種で、WEBページやアプリの広告枠に表示される広告です。リスティング広告とは異なり、検索ワードに連動して表示されるものではありません。リスティング広告がもともと商材に対してニーズのある顧客にアプローチするものなのに対し、ディスプレイ広告は認知度の向上や潜在顧客の開拓を目的として用いられることが多いです。 

SNS広告 

SNS広告は、インスタグラムやツイッターといったSNSに出稿する広告です。情報の拡散性が強く、幅広いユーザー層にリーチできる点が大きなメリットです。 

WEB広告の選び方 

WEB広告は今や多種多様であり、どの広告を選べば良いのか分からないという方も多いかもしれません。まずは、WEB広告を選ぶ際のポイントについて解説します。 

 ターゲット層で選ぶ 

WEB広告を選ぶ際の最重要項目は、媒体ごとのターゲット層を把握することです。
例えば、Facebookは30~50代、TikTokは主に10~20代がボリュームゾーンとなっています。 事務用品ならFacebook、若年層向けのゲームアプリならTikTokというように、商材によって媒体を選択することで、コンバージョンにつながりやすいユーザー層に効率良く情報発信することが可能です。 

予算・課金方式で選ぶ 

WEB広告はそれぞれ広告にかかる費用や課金方式が異なります。例えばFacebook広告では、クリック課金型とインプレッション課金型から選択可能です。また、自動入札機能を利用した際の戦略も多岐に渡り、予算と配信目的から最適な入札価格設定を行えます。WEB広告に必要な費用や課金方式は、媒体や業種によって異なります。各媒体を比較検討し、求める成果を得るために、どれだけ広告費用が必要かをシミュレーションしたうえで媒体を選ぶことが重要です。

主要なWEB広告媒体の特徴 

それでは、主な広告媒体の特徴やユーザー層、向いている商材・サービスについて解説します。
※サービス内容などの最新情報は、各媒体の公式ページをご参照ください。 

Google広告 

Google広告はGoogle社が提供する広告出稿サービスの総称です。先ほどご紹介したリスティング広告やディスプレイ広告のほか、「YouTube」や「ショッピング広告」などさまざまな種類があります。

Google広告のターゲット層 

20~30年代と比較的若年層が多く、SNSを良く利用している傾向にあります。

Google広告に向いている商材

・若年層向けの商材
・地域性の強いサービス(飲食店・病院など)

参考:
Google広告 

 ヤフー広告 

ヤフー広告はYahoo! JAPANに広告配信ができるサービスで、リスティング広告(検索広告)とディスプレイ広告の2種類があります。 

ヤフー広告のターゲット層 

幅広い層に利用されていますが、40~50代の中・高年層の割合がやや高い傾向があります。 

ヤフー広告に向いている商材 

・シニア向けの商材
BtoB向け商材

参考:Yahoo!広告

Google広告とYahoo!広告の違いについては、以下の記事でもご説明していますので、併せてお読みください。

関連記事:リスティング広告初心者向け、GoogleとYahoo!の違い、どちらかにすべきか両方出すべきか 

 Instagram広告 

【国内月間アクティブユーザー数】3,300万人(2019年6月時点)

画像・動画特化型のSNSです。 「インスタ映え」という言葉に代表されるように、ビジュアルメインで独自の世界観を伝えることが主軸となっており、商材の魅力や企業のイメージをユーザーに伝えることに向いています。 

「写真広告」、「動画広告」、「ストーリーズ」、「カルーセル広告」、「コレクション広告」、「発見タグ広告」の6種類があり、CTAボタン(ユーザーをコンバージョンに導くためのボタン)の設置もできるため、LPへの誘導や購入・予約などのコンバージョンに直接結びつけることもできます。 

Instagramのターゲット層 

若い女性向けというイメージがありますが、男性や40代以上のミドルエイジのユーザーも増えており、幅広いターゲットにアプローチできます。

Instagramに向いている商材 

・ファッション
・化粧品
・インテリア

参考:Instagram広告 

Facebook広告 

【国内月間アクティブユーザー数】2,600人(2019年7月時点)
Facebookの最大の特徴は実名型という点にあり、実直で信頼性が高いイメージがあります。
テキスト、画像、動画など広報素材を選ばない点も大きなメリットです。

広告の種類も非常に多く、「画像(バナー)広告」や「動画広告」のほか、自社のクーポンを配信できる「クーポン広告」や、広告をクリックすることでFacebookのアカウント上に登録されているユーザー情報がそのまま自動入力され、ユーザー登録の手間を省く「リード獲得広告」などがあり、配信目的に合った広告を選ぶことが可能です。 

Facebookのターゲット層 

30~40代のビジネス層がボリュームゾーンとなっています。 

Facebookに向いている商材 

・信頼性を強く求められる商材やサービス(士業や病院、学習塾など)
・BtoB向け商材

参考:Facebook広告 

Twitter広告 

【国内月間アクティブユーザー数】4,500人(2017年10月時点)
短文のコミュニケーションに利用されるSNSです。

Twitter広告の種類としては、ツイートを広告として配信する「プロモ広告」を始め、「フォロワー獲得広告」、「Twitterテイクオーバー」、「Twitterライブ」、「Twitter Amplify」の5種類があり、テキストや画像だけではなく、ライブ配信や動画広告も配信可能です。

Twitterの最も大きな特徴はその拡散力にあります。リツイートで拡散された場合は広告費用が発生しないため、少ない費用で大きな効果を目指せます。 

Twitterのターゲット層 

トレンドに敏感な20~40代がボリュームゾーンとなっています。 

Twitterに向いている商材 

・季節ものや流行のグッズなどトレンド性の高いもの
・食料品や日用品のようなユーザーにとって身近な商品
・スマホゲーム等の暇つぶし系商材

参考:Twitter for business 

LINE広告 

【国内月間アクティブユーザー数】9,300万人(2022年9月時点)
メッセージアプリとして最も利用されているLINEは政府や自治体にも利用されるなど、インフラ化しているといっても過言ではないほど生活に浸透しています。

SNSのような拡散力はないものの、他のSNSを利用していないユーザーにもアプローチできる点が強みで
、ニッチなニーズを掘り起こすというよりは、幅広い層に支持される商材・サービスを宣伝するのに向いています。
LINE広告にはさまざまな種類がありますが、トークリストの画面最上部やLINENEWSへの広告掲載が良く利用されます。 

LINE広告のターゲット層 

全年齢に幅広く利用されています。 

LINE広告に向いている商材 

・比較的安価で購入ハードルの低いもの
・広くニーズがあるもの

参考:LINE広告 

 Pinterest広告 

【国内月間アクティブユーザー数】870万人(2022年4月時点)
Pinterestはユーザーが気に入った写真や画像を集め、他のユーザーとシェアができるというビジュアル探索ツールです。2022年6月からは広告事業も始まり、今後拡大が期待されるSNSです。現時点で参入すれば、競合他社と差をつけることができるでしょう。

Pinterest広告は、ホームフィード、検索結果、関連するピンに広告を表示することが可能です。 Pinterest広告の大きな特徴として、検討に時間のかかる高額商品との相性が良いという点があります。興味のある画像を収集する中で、自身の購買イメージを顕在化し、購入に結びつく可能性が高いためです。 

Pinterest広告のターゲット層 

20代後半~40代の比較的若年層が多く、男女比は女性の方がやや高めです。 

Pinterest広告に向いている商材 

・ビジュアルに魅力のある商材(服、アクセサリー、インテリアなど)
・画像を見ることでイメージが膨らむ高額商材(海外旅行や住宅など)

参考:Pinterest ヘルプセンター 

TikTok広告 

【国内月間アクティブユーザー数】1,700万人(20218月時点)
TikTokはショートムービーの投稿・視聴に特化したSNSです。 動画テンプレートが非常に豊富で、動画編集の知識がなくても広告を作成しやすい点も大きなメリットです。
TikTok広告は、TikTokのインフィードに表示されます。また、TikTokの運営会社が提供している「BuzzVideo」や「Pangle」にも動画広告を配信することが可能です。 

TikTok広告のターゲット層 

10~20代の若年層が圧倒的に多いです。 

TikTok広告に向いている商材 

・若い世代向けのファッションや雑貨
・音楽、漫画などのエンタメ
・レジャー施設

参考:TikTok for Business 

まとめ 

WEB広告媒体の選び方や、主要な媒体の特徴について解説しました。広報目的やターゲット層、広報素材の種類によって、選ぶべき媒体は異なります。まずは広報戦略や予算を明確にして、それに合った媒体を比較検討しつつ選ぶようにしましょう。
 もし、自社に合った媒体や広報の方法が分からない、という場合は、プロのコンサルティングに依頼するのも一つの手段です。 アクセルパートナーズではウェブコンサルティングサービスを提供しており、リスティング広告の運営代行やSNS活用のご提案を行っています。ぜひ、一度ご相談ください。 

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。

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