【初心者向け】リスティング広告のキーワードマッチ
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目次
1.キーワードのマッチタイプとは
検索サイトを利用したユーザーがどのような検索語句で広告が表示されるかを決める設定の事です。
「キーワードに合致」するバリエーションを「キーワードマッチ」と呼びます。
キーワードマッチには「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」「絞り込み部分一致」の4種類があります。
2.キーワードマッチタイプの種類
a.部分一致
幅広い集客が期待できるマッチタイプ
設定キーワード | プレゼント 通販 |
広告が表示される可能性のある語句の例 | 贈り物 販売 誕生日 プレゼント 購入 贈答品 おすすめ |
設定キーワードと関連性のある語句で検索が行われたときに広告が表示されます。
関連性のある語句とは類義語、単数形、複数形、綴り違い、そのキーワードを含むフレーズなどです。
Yahoo検索やGoogle検索の設定では部分一致がデフォルトの設定となっていますので覚えておきましょう。
〈メリット〉
コンバージョンを増やしたいとき、サイトへの訪問数を増やしたいときに有効です。
他のマッチタイプに比べて最も広告の表示が多くなり想定外のキーワードで
検索してくるユーザーにも訴求できる可能性が高まります。
〈デメリット〉
キーワードが広がりすぎて、意図していないキーワードでも広告が表示され、
無駄クリックに繋がってしまう可能性もあります。
その為、部分一致では除外キーワードをしっかりと設定し、
アカウント運用の際も検索語句のチェックは重要となります。
例)花の取り扱いがない場合
表のような意図しないキーワードでも広告が表示されてします。
このような事を防ぐために「母の日」「お花」「フラワー」などをしっかりと除外キーワードに設定することが重要です。
設定キーワード | プレゼント 通販 |
広告が表示されてしまう可能性のある語句の例 | フラワーギフト 誕生日 プレゼント お花 母の日 プレゼント |
b.完全一致
ピンポイントで訴求するマッチタイプ
設定キーワード | [男性用 シャツ] |
広告が表示される可能性のある語句の例 | 男性用 シャツ シャツ 男性用 メンズ シャツ 男性 シャツ |
設定キーワードと同じキーワードで検索が行われた場合にのみ広告が表示されます。
ただし、送り仮名の間違いや変換ミス、省略形など類似パターンのキーワードで検索された場合にも広告が表示されます。(類似パターンを含めない設定に変更もできます。)
〈メリット〉
想定したターゲットにはピンポイントで広告を表示できるので、
無駄な露出がほとんどなく、不要な費用を消化せずに済みます。
〈デメリット〉
設定キーワードを誇張することがないので、設定した側の想定の範囲内でしか訴求できなく機会損失している可能性も高くなります。広告が表示される回数が極端に少なくなってしまう場合もあります。
c.フレーズ一致
部分一致以下、完全一致以上のマッチタイプ
設定キーワード | ”ダンス シューズ” |
広告が表示される可能性のある語句の例 | 安い ダンス シューズ ダンス シューズ かっこいい ダンスシューズ 通販 |
広告が表示されない語句の例 | ダンス 大きめ シューズ |
設定したキーワードと同じ語順の検索語句(フレーズ)の場合に広告が表示されます。
また、その類似パターンでも広告が表示されます。
ただし、語句の間に他の単語が入った場合には広告は表示されません。
語句の間に他の単語が入ると別の意味になってします場合に活用すると便利です。
例)「東京 大学」→大学名
「東京 都 大学」→東京都にある大学
というふうに別の意味になってしますので、スレーズ一致で設定することで
本体のターゲットへ的確に広告を届けることができます。
d.絞り込み部分一致
部分一致未満、フレーズ一致以上の拡張性をもつマッチタイプ
設定キーワード | +結婚 +内祝い |
広告が表示される可能性のある語句の例 | 結婚 おすすめ 内祝い 結婚 内祝い 即納 |
広告が表示されない語句の例 | 出産 内祝い ブライダル お祝い |
設定したキーワードが含まれている場合に広告が表示されます。
語句の間に他の単語が入った場合にも広告が表示されます。
(フレーズ一致では語句の間に単語が入ると広告が表示されない)
〈メリット〉
設定した側の想定の範囲内を最大限に拡張してくれます。
(部分一致よりも無駄クリックが発生するリスクが少なくすみます)
〈デメリット〉
設定した側の想定の範囲内でしか拡張しないとういうところです。
そのため、部分一致と比べて表示回数は減ってしまします。
3.注意点
・キーワードを設定する際に、マッチタイプを指定しないときは部分一致になります。
・マッチタイプのカッコや引用符などは全て半角で入れましょう。
4.マッチタイプ選びのポイント
マッチタイプの訴求の範囲を表すとこのようになります。
《広い範囲》
部分一致
↓
絞り込み部分一致
↓
フレーズ一致
↓
完全一致
《狭い範囲》
・キーワードで確実に広告を表示させたいなら完全一致
・幅広い語句をカバーしたいのなら部分一致
・部分一致では検索語句などで関連のないキーワードが多く出てきてしまう場合
マッチタイプを絞り込み部分一致や完全一致にすると良いでしょう。
・同一のキーワードを複数のマッチタイプで設定できます。
もし、完全一致と部分一致で同じキーワードを設定する場合、
入札価格は 部分一致<完全一致 となるようにしましょう。
5.まとめ
「このマッチタイプで設定すれば間違いない!」というものはありません。
しかし、リスティング広告においてキーワードのマッチタイプを選ぶことは非常に重要な戦略です。
どのような語句に対して広告を表示させたいかをよく考えてマッチタイプを選びましょう。
予算に合わせて、ターゲティングをどの程度広げ、どの程度絞るのかも併せて考えましょう。
そして、運用後に検索クエリや検索語句で意図通りにマッチングがされているかをチェックし、
マッチタイプを変更したり、新規のキーワードや除外キーワードを追加することなど
こまめなメンテナンスが大切です。
マッチタイプを活用して、機会損失を減らして費用対効果を上げていきましょう。
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この記事の監修
中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾
WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。