【初心者向け】web広告でのコンバージョン設定の重要性

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1.コンバージョン(CV)とは

コンバージョンとは「変換」を意味する言葉で、webマーケティングでは最終的な目標の指標となります。 web広告運用では基本的に最終的な目標(=コンバージョン)を増やしていくことが目標となります。 この最終的な目標は、運用者側で設定しなければなりません。 何がコンバージョンになるのかはサイトによって異なりますが 効率的にコンバージョンを増やしていく為には適切なコンバージョンの設定を行うことが重要です。 もし、適切なコンバージョンの設定が出来ていなければ、正しい改善施策ができない可能性があるからです。  

2.コンバージョンとして設定の具体例

コンバージョンの設定としてよくあるものを例示してみました。 あなたのサイトではどのコンバージョンの設定が適切なのか、想定しながら読み進めていってみてください。 なお、コンバージョンは複数の設定が可能ですので覚えておいてください。

a.商品やサービスの購入を設定する

ネットショッピングなどの様に、サイトからの直接的な売上がコンバージョンとなる場合に設定します。 また、そのサイトに実店舗がある場合は来店につながり間接的な売上に貢献できる可能性もあります。  

b.お問合せ、ご相談、見積り依頼を設定する

高額な商材のため、サイトから直接購入されることが見込めない場合や、 顧客に対して対面しての説明が不可欠なサービスや商材の場合に設定します。 例えば、ハウスメーカーなどの建築・土木業や不動産業などです。  

c.会員登録・資料請求、試供品や無料体験版の申込みを設定する

サイトへの会員登録、商品のカタログや資料の請求をコンバージョンとして設定する場合もあります。 これらの申込みをとれれば、顧客の連絡先の情報が手に入ります。 そうすれば、後に営業活動を行うことができ、商談に繋げられます。  

d.イベントへの申込みを設定する

サイトを利用してイベントの集客する場合です。 内覧会、展示会、見学会、講演会、無料体験授業やオープンギャンパスなど 業種に応じた様々なイベントの集客に利用できます。 事前に申込み人数や参加者情報をある程度把握できるので、イベントの準備もしやすくなります。  

e.採用の申込みを設定する

正社員やアルバイトへの採用申込みを設定する。 こういった採用を専門に行っている求人サイトや求人誌もありますが、 これらを使用せずともサイトでの採用のコンバージョン獲得できれば、広告費の節約にもなります。  

3.コンバージョンに最終的な目標を設定しない時

何をコンバージョンとするかはサイトによってことなり、意外と迷ってしまうのではないでしょうか。 Webマーケティングをしている企業としての目的は売上アップです。 ですから、売上をコンバージョンとして設定しがちですが、 サイト上の売上発生が必ずしもコンバージョンとして適切とは限りません。 そればなぜでしょう? コンバージョンを設定する目的は売上アップです。 その売上アップにはアクセス解析をして改善していくことが不可欠です。 そしてアクセス解析はある程度の数値データが必要なのです。 ですから、もし最終的な目標を設定すると達成数極端に少なくなってしまう場合は、 その1つ前もしくは2つ前の段階をコンバージョンに設定するのが適切です。 そうすればアクセス解析に必要なコンバージョンのデータを集められるからです。 例)商材が大変高額であるサイト。 サイト上での成約はほぼ見込めなので対面営業で成約を獲得する業種。 このような場合、Web上ではお問い合わせを促し、対面営業で成約を獲得する流れとなり、 サイト上のコンバージョンとして設定するのは「お問い合わせであり、「成約」ではありません。 もし、そこを切り分けずに目標設定してしまうと、成果が出なかった場合の問題点を見つけるのが難しくなります。 成約数が不足してしまった場合、改善するべきなのは「お問い合わせの質・数」なのか、 「対面営業の方法」なのかが不明瞭になってしまいます。 サイト上での着地地点が「お問い合わせ」なのであれば、まずは「お問い合わせ」をコンバージョンとして設定し、 目標として設定したお問い合わせ数と結果に数値に差が出るを見てみましょう。 業種別コンバージョン設定の例
業種  最終的な目標 1つ前段階 2つ前段階
ECサイト 商品の購入 商品をカートに入れる
人材系サイト 応募 会員登録 お問合せ
サービスを提供するサイト 予約・サービスの申込み 会員登録 お問合せや資料請求
採用サイト 採用応募 資料請求
   

4.どうやって測定するのか

Google広告、Yahoo広告などの広告管理ツールやGoogleアナリティクスなどの解析ツールで コンバージョンを設定することで、測定することが可能となります。 《Google アナリティクスで計測できるコンバージョンの種類》 Google アナリティクスで設定できるコンバージョンのタイプは以下の4つあります。

a.目標URL

ユーザーが設定したページに到達した場合にコンバージョンとなります。 例)購入後に表示される「ご購入ありがとうございました」というページに到達した場合  

b.訪問の滞在時間

ユーザーのサイト滞在時間(セッション)が一定時間以上継続するとコンバージョンとなります。 例)ユーザーがサイトに15分以上滞在した場合  

c.ページビュー数(PV)

サイトにアクセスしたユーザーに一定数以上のページが表示されるとコンバージョンとなります。 例)サイトにきたユーザーが5ページを閲覧した場合  

d.イベント(サイト内の行動)

あらかじめ設定しておいたイベントが発生するとコンバージョンとなります。 この設定にはGoogleアナリティクスのトラッキングコードでイベントトラッキング用のカスタマイズが必要です。 例)動画の再生など  

5.適切なコンバージョンを設定する重要性

コンバージョンを設定すると ・コンバージョンに至った設定を把握できる ・効果がない設定を把握し、停止することができる。(無駄な予算を使わなくて済む) ・効果が高い設定に集中的に予算を使うことができる。 ・問題点をみつける手がかりとなるので、設定を改善することができる。 ・顧客獲得単価を把握できる などのメリットが生まれます。 (※顧客獲得単価(CPA)とは、コンバージョン1件あたりどれくらいの費用がかかるのかを示す指標です。) 中でも重要なメリットは 「顧客獲得単価を把握できる」=「広告に対する費用対効果を確認することができる」 というところです。 利益  -  顧客獲得単価  =   広告費用を差し引いた利益 広告費用を差し引いた利益がマイナスの値になってしまえば赤字と言うことになりますが、 広告費用を差し引いた利益が目標の数値になるように気をつけながら予算を上げていけば、利益はどんどん伸びていきます。  

6.まとめ

このように企業の成長のためには、顧客獲得単価の把握が不可欠となります。 したがって、顧客獲得単価が把握できるコンバージョンの設定は非常に重要な設定になります。 適切にコンバージョンの設定をして、より良いアカウントを目指していきましょう。]]>

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この記事の監修

アクセルパートナーズ 代表取締役二宮圭吾

中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾

WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。

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