Instagram、Facebookカルーセル広告とは?概要から活用事例、設定方法までご紹介
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Instagram・Facebook広告にはさまざまな広告形式があります。
今回はそのうちの一つである『カルーセル広告』をご紹介します。
カルーセル広告の概要から活用事例、設定方法まで解説しましたので、ぜひ最後まで読んで、カルーセル広告を使いこなせるようになっていただきたいです。
目次
カルーセル広告とは?
まず、カルーセルについて説明します。カルーセルとは、一つの投稿に複数枚の画像を盛り込める機能のことです。
この機能を使った広告をカルーセル広告といいます。
カルーセル広告は配信面によって、表示のされ方が微妙に違います。
その違いを見てみましょう。
ストーリーズ
画面の右側をタップするか、一定時間が経過すると次のバナー画像に自動で切り替わるので、後ほどご紹介するカルーセル広告のメリットを活かしやすいです。
そのため、ストーリーズのみでカルーセル広告を出稿しているアカウントが少なくない印象です。
フィード・発見タブ
(参考:パナソニックのすむすむ https://www.instagram.com/sumai_panasonic/)
バナー画像を右から左にスワイプすると次のバナー画像に切り替わります。
ストーリーズのカルーセル広告と違い、バナー画像は自動では切り替わりません。
それでは次に、カルーセル広告のメリットとデメリットをご説明していきます。
カルーセル広告のメリット
カルーセル広告のメリットはいくつかありますが、今回はそのうちの2つをご紹介します。
①一つの広告内でさまざまな訴求ができる
カルーセル広告はバナー画像ごとに見出し・説明・リンク先を設定できるため、一つの広告で商品やサービスの色々な点を訴求できます。
これは、Facebook広告にとって大きなメリットになります。
Facebook広告は、広告の配置次第では見出しと説明が両方表示されるためです。
一方で、Instagram広告は、見出しとURLはバナー画像ごとに設定・表示できますが、説明が表示されません。
そのため、このメリットの全てを活かせるわけではない点は、覚えておくといいかもしれません。
見出し・説明・リンク先について、Facebook広告とInstagram広告の表示の有無をまとめた表がこちらです。
見出し | 説明 | URL | |
Facebook広告 | ◯ | ◯ | ◯ |
Instagram広告 | ◯ | × | ◯ |
Instagram広告における注意点として、見出しが表示されることによって、デフォルト状態でのメインテキストの表示文字数が少なくなってしまう点が挙げられます。
そのため、見出しを設定した際には、メインテキストの重要な情報が隠れてしまわないように、文字数などを工夫する必要がありそうです。
②広告で商品やサービスのストーリーを伝えられる
一つの広告内で画像を変えることで、さまざまなメッセージを訴求できるため、広告にストーリー性を持たせることができます。
商品やサービスの背景にあるストーリーをPRすることで、一枚画像の広告よりもユーザーからの認知や共感を得やすくなるはずです。
そのようなユーザーは将来的に商品やサービスのファンになる可能性があります。
定期的に商品やサービスを利用してもらえるファンを醸成できるため、広告でストーリーを伝えられることは大きなメリットといえます。
カルーセル広告のデメリット
ここまで、カルーセル広告のメリットを2つご紹介しました。
次は、カルーセル広告のデメリットを1つご紹介します。
クリエイティブ作成のコストが増える
性質上、複数のクリエイティブを作成する必要があるので、作成にかかるコストが増えてしまう点がデメリットかなと思います。
配信する広告にとって、本当に必要なクリエイティブの量を判断し、適切なコストでクリエイティブを作成する意識を持つといいのではないでしょうか。
ここまで、カルーセル広告のメリット・デメリットをご説明してきましたが、「概要はわかったけど、実際にどうやって活用すればいいかわからない」そんな風に思った方々が多くいらっしゃると思います。
そこで、次はカルーセル広告の活用事例をご紹介していきます。
カルーセル広告の活用事例
ここからは、実際にカルーセル広告がどのように活用されているかみてみましょう。
その活用方法は3タイプに分けるとわかりやすそうなので、それぞれ「文字上乗せ型」「漫画型」「動画分割型」と名付け、タイプごとにご紹介していきます。
文字上乗せ型
(参考:宣伝会議 https://instagram.com/sendenkaigi?utm_medium=copy_link)
画像1枚目が一般的なバナーで、2枚目が文字だけのレイヤーを1枚目の上に重ねた画像になっているタイプです。
配信面をストーリーズに絞った、セミナーのPRに活用されていることが多い印象です。
クリエイティブの作成業務量を比較的抑えつつ、広告の内容を訴求できられるので、カルーセル広告のデメリットを軽減できます。
→本記事作成後、さらに調べたところ2枚目に文字だけのレイヤーがかかる設定は、Facebook側が自動で行なっていることがわかりました。
画像を一枚のみ入稿すると、自動的に文字だけのレイヤーが入ってくるようです。
マンガ型
(参考:スマートニュース https://about.smartnews.com/ja/)
漫画のページをカルーセルにしたタイプです。
フィードの面に多く出稿されている印象があります。
続きが気になる部分まで漫画を見せ、続きはリンククリック後に見れるようにしています。
人間心理に巧みに働きかけられるため、広告のクリック率を高められます。
しかし、漫画を作成するのは相当なコストが必要になるため、このタイプを採用するかどうかは慎重に検討する必要がありそうです。
漫画閲覧サイトの広告だけでなく、脱毛やITツールの広告にも活用されています。
分割動画型
(参考:日経ライン会 https://www.instagram.com/nikkeilinekai/)
一つの長い動画を、3本ほどの動画に分割したタイプで、特にストーリーズで配信されていることが多い印象です。
通常のストーリーズは一つの動画を15秒までしか表示できません。
しかし、15秒〜60秒くらいの動画であれば、分割してカルーセル広告にすることで、一つの広告内で動画を完結させられます。
継続して再生されることで訴求力が高まるコンテンツ(ゲームアプリや音楽)の広告でよく活用されています。
設定方法
最後に、カルーセル広告の設定方法をご説明します。
とは言っても、通常の1枚画像の広告とほとんどやり方は同じなので、非常に簡単に設定ができると思います。
広告セットの設定までは通常通りなので、広告の設定画面での設定をご紹介します。
1 カルーセルを選択
2 「カルーセルカード」が表示されるので、+をクリックしてバナー画像ごとの見出し、説明(任意)、URLを入力
3 必要に応じて、「一番パフォーマンスが高いカードを自動的に最初に表示」「ページのプロフィール写真のカードを最後に追加」のチェックを外す。
4 ここからは通常の配信と同じです。メインテキスト、URLの入力、コールトゥアクションの文言の設定をする。
5 プレビューで実際の配信面を確認し、問題がなければ公開をすれば完了です。
カルーセル広告の設定方法は、難しそうと感じるかもしれませんが意外と簡単です。
一度やってみるとすぐに覚えられると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アイデア次第でさまざまな訴求方法が可能になるカルーセル広告。
Instagram・Facebook広告の改善につながるかもしれませんので、一度試してみてはいかがでしょうか。
アクセルパートナーズでは、Instagram・Facebook広告に関するご相談を随時受け付けています。
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この記事の監修
中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾
WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。