webのアクセス解析・広告のレポートでよく使われる7つの指標についておさらい
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こんにちは!アクセルパートナーズの林です!
今回は、webのアクセス解析・広告のレポートでよく使われる7つの指標についてご紹介します。
具体的には、インプレッション、CTR、CV、CPA、エンゲージメント、平均滞在時間、アトリビューションです。
それぞれの特徴を簡単に解説しますので、ぜひ最後までご一読ください。
目次
インプレッションとは
インプレッションとは、リスティング広告などの広告がインターネット上の画面に表示された回数のことです。
インプレッションは、下記の計算式で算出できます。
インプレッション=広告掲載数×PV数
例えば、2つの広告が掲載されたページを5回表示した場合
2×5=10で、インプレッションは10となります。
CTR(クリック率)とは
CTRとは、Click Through Rateの略語です。
広告がユーザーに表示された回数のうち、ユーザーがクリックした回数の割合を計算したものです。
CTRは、下記の計算式で算出できます。
CTR=クリック数÷広告表示回数
例えば、広告を見た人が1,000人で、クリックした人が50人いた場合
50÷1,000=5%で、CTRは5%となります。
CTRを測定することで、広告に興味や関心を持って詳しい情報にアクセスした人の割合がどれくらいいたのかがわかります。
CV(コンバージョン)とは
CVとは、Conversionの略語です。
Webサイト訪問者が目標としているアクションを起こしてくれた状態のことを指します。
コンバージョンによく使われるものを下記に記載いたしました。
・商品の購入
・商品やサービスに対する問い合わせ
・会員登録手続き
・資料請求手続き
・求人への応募
・無料体験への申込
実際は上記に限らず、商材やサービス、マーケティング施策によって目指す目標が異なるため、自社にあったコンバージョンを設定しましょう。
CPA(顧客獲得単価)とは
CPAとは、Cost Per Actionの略語です。
コンバージョン1件あたりどれくらいの費用がかかるのかを示す指標です。
CPAは、下記の計算式で算出できます。
CPA=広告費用÷コンバージョン数
例えば、広告費用を10,000円かけ、商品を購入した人が20人いた場合
※コンバージョンは便宜上、商品の購入とする
10,000÷20=500で、CPAは500円となります。
CPAが悪い場合は、構成要素を分解してどこを改善すべきか検討しましょう。
コンバージョン数=インプレッション数×CTR×CVR
広告費用=クリック数×平均クリック単価
エンゲージメント
エンゲージメントとは、ユーザーがWebサイトのサービスや商品に対してどれだけ愛着を持っているかを指す用語です。
エンゲージメントを具体的な数値で把握できる行動(アクション)に落とし込むことで、サービスや商品に対して愛着を持っているユーザーがどれだけいるかを測定することができます。
これをエンゲージメント率といいます。
エンゲージメント率は、下記の計算式で算出できます。
エンゲージメント率=アクション÷ユニークユーザー数
例えば、SNSで投稿した際の「いいね」のみをアクションとし、フォロワー100名のうち30名が「いいね」をした場合
30÷100=30%で、エンゲージメント率は30%となります。
エンゲージメントを高めるためには、ユーザーの心理を理解し、好きになっても売らう必要があります。
エンゲージメントを高めるコツ
・ペルソナ設計
・ユーザーとのコミュニケーション
・ユーザーに特別と感じさせるための情報の発信
・ユーザーの行動に対してのリアクション
・ユーザーへの反応やお礼
平均滞在時間
平均滞在時間とは、Webサイトに訪問してきたユーザーがサイト内に滞在している平均時間のことです。
具体的には1つのWebサイトに訪問してきてたユーザーが、他のWebサイトに離脱したり、ページを閲覧しているブラウザを閉じたりするまでの平均時間のことです。
滞在時間は「セッション時間」と「ページ滞在時間」に分けられます。
セッション時間とは、1人の訪問者がWebサイトに滞在していた全体時間のことです。
言いかえると、1つのWebサイト内で複数のページを移動しながら滞在している合計の時間を指します。
ページ滞在時間とは、1つのWebサイトでのページごとの滞在時間のことです。
ページ滞在時間は、ページの閲覧開始時間から次のページを閲覧開始した時間までの差分で計測します。
平均滞在時間が短い場合は、「Webサイトに魅力を感じていない」「ほかの選択肢を探したい」と訪問者が判断している可能性が高いです。「記事の読みやすさの向上」「動画を取り入れる」など平均滞在時間が長くなるような施策を行いましょう。
アトリビューション
アトリビューションとは、コンバージョンに至るまでの顧客との各接点がどれほど貢献しているか測る指標です。
従来の効果測定とアトリビューションによる効果測定の違いを図解しました。
従来の効果測定は、購入直前のLPのみを評価します。
アトリビューションによる効果測定は、購入に至るまでの流れ全てを評価します。
インターネットやスマートフォンの普及により、消費者は広告やSNS、検索エンジンといった多様な接点で情報を得るようになった現代では、従来の効果測定では正確な意思決定をできなくなりました。そこで登場したのが、購入に至るまでの流れ全てを評価するアトリビューションです。
従来の効果測定の限界
・コンバージョンに至るまでの流れを考慮していない
・間接的にコンバージョンに大きく貢献している接点も「成果につながっていない」と判断され予算を削減してしまう可能性がある
アトリビューションによる効果測定を行い、各接点がコンバージョンにどれだけ貢献しているか把握し、どの接点を強化していくか検討しましょう。
まとめ
webのアクセス解析・広告のレポートでよく使われる7つの指標についてご紹介しました。
それぞれの特徴を抑え、webのアクセス解析・広告のレポートに活用していただければと思います。
当社では、社内WEB人材の育成なども行っております。
少しでもお悩みがございましたら、お気軽にご連絡をいただけますと嬉しいです。
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この記事の監修
中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾
WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
運用型広告の知見と経営者として自社の採用に携わっている経験を元に様々な業種の採用改善に携わる。