売上アップを目指したいならIT導入補助金でMAツールを
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見込客を見つけるのが難しい、見込客へのアプローチで手こずっている、新しい商品開発のアイディアが出ない、プロモーションで苦戦しているなど、マーケティングでのお悩みはありませんか。
さまざまなアンケート調査などを実施しても、データ分析が難しい、勘に頼るなど属人化しているといったマーケティングのお悩みも、MAツールを使えばより精度を高められるかもしれません。
この記事では、IT導入補助金を使って導入することができるMAツールについて解説していきます。
目次
MAツールとは
MAツールとはマーケティングオートメーションツールのことで、マーケティングを自動化、効率化させるツールのことです。
見込客の情報管理から育成のプロセスを効率良くサポートしてくれ、ホットリードとも呼ばれる購買意欲の高い見込客の絞り込みを自動でアシストしてくれます。
従来は勘に頼っていた場合や膨大な見込客リストの中から、どのように絞り込めば良いか迷った挙げ句、あてが外れて失敗したという経験もあるのではないでしょうか。
MAツールを使うことで、より精度の高い絞り込みができるようになることや見込客がホットリードになれるよう育成などを自動的に行ってくれます。
MAツールを利用するメリット
属人化していた分析や勘に頼っていた見込客の絞り込みを、より客観的かつ高精度でできるようになります。
見込客の状態などが可視化されるので、経験を問わず、アプローチした際の失敗確率を減少させることが可能です。
見込客の発掘から育成、アプローチ、成約までの期間が短縮し、スピードアップするので、生産効率が上がります。
経験やスキルが未熟なマーケティングスタッフでも、少ない人数のスタッフでも効果的なマーケティングができるようになり、人手不足の課題解決にもつながります。
人件費やかける時間を抑えながら、マーケティング成功の確率を高めることができ、売上アップや収益アップにつなげることも可能です。
IT導入補助金を使うポイント
MAツールがIT導入補助金の対象となるITツールに登録されていれば、IT導入補助金を使って、導入費用や利用料の補助を受けながら低コストで導入、運用していくことができます。
ただし、IT導入補助金の利用には、ただ導入コストやランニングコストを抑えられるのではなく、導入する事業者にも一定の目的が課されます。
それは、MAツールの導入、運用を通じて、企業が抱えている課題を解決し、生産性の向上を図ることです。
ただ、費用の補助を受けて導入できるからと、深く検討せずに導入し、マーケティングの成果があげられないと、場合によっては交付されたIT導入補助金の一部返還や全額返還を求められることもあるので注意しなくてはなりません。
逆にいうと、IT導入補助金を使ってMAツールを導入すれば、MAツールを提供するIT導入支援事業者のサポートを受けながら、マーケティングで成果をあげ、生産性を向上させ、業績アップなどの成果をしっかり出していくことが期待できます。
MAツールでできること
では、MAツールはどのようなことができるのでしょうか。
メーカーや製品によって搭載されている機能やできることは異なりますが、代表的な機能について見ていきましょう。
・リード管理
顧客の行動履歴を記録、把握し、効果的に育成していく機能です。
Webサイト閲覧、メール内URLのクリック数、資料ダウンロード、セミナーへの参加や大規模イベントへの来場といったオンライン、オフラインの行動履歴を記録していきます。
BtoCをはじめ、BtoB対応のMAツールもあり、企業単位での行動履歴を記録できるものもあります。
興味・関心を作り出して、潜在顧客を見込顧客へ変えるアクションを起こすことや企業へのビジネスチャンスをコンスタントに創出できる仕組みづくりを効率的に行うことが可能です。
・スコアリング機能
閲覧や資料ダウンロードといったWebサイト内の行動記録、展示会やイベント来場といったオフラインの行動記録をスコアとして可視化していく機能です。
リードの掘り起こしにもつながるので、マーケティングの中でカギを握る機能として注目されています。
アナログで行うと、スコア設計手法の確立が難しく、うまくいかないケースが多いです。
MAツールでは、リードに紐づく情報から客観的にスコア化できるので、定量評価の精度が高まり、商談につながりやすいターゲットリードの抽出が可能です。
・メールマーケティング機能
行動履歴と紐づけながら、効果的なタイミングでメールを配信することで、潜在顧客を見込み顧客へ育成していくことができます。
配信条件を指定することや配信停止受付といったメルマガの基本機能をはじめ、オートリプライ、クリックカウント、ステップメール配信などの機能が備わっているのがポイントです。
同じ内容のメールをすべての見込客や顧客に一律に同時配信していたのが、行動履歴をベースに、見込客や既存客一人ひとりに効果的なコミュニケーションが取れるメルマガ配信ができるようになります。
・HOTリード通知機能
スコアリングを通じてHOTリードの度合いを測定し、最適な見込客と最適な販売機会をマッチングさせて通知する機能です。
時間と労力を最小限に抑えながら、効率的に売上へと結び付く営業活動を支援します。
HOTリード通知による情報をもとに、スタッフが営業の優先順位を付けることができるようになります。
属人的な判断や勘による非効率な営業活動を抑え、効率良く収益を生み出せる環境を整えていくことが可能です。
・名刺デジタル化機能
最近、注目度が高まり、人気を集めている機能です。
異業種交流会や展示会やセミナー、イベントなどで獲得した名刺をデジタル化し、企業の共有財産として管理できるようになります。
従来は名刺を受け取ったスタッフだけが保有して、管理しており、そのまま永遠とビジネスチャンスにつながらないこともありました。
スタッフの離職が起こると、丸ごと廃棄される場合や膨大な名刺の情報が後任者にうまく連携されず、放置されることも多かったはずです。
ですが、デジタル化すれば、権限を与えたスタッフが自由に検索して、互いに連携しながら、活用することができるようになります。
すでに離職したスタッフが獲得した名刺情報も、後から活用することが可能です。
また、獲得した名刺情報と顧客情報をリアルタイムで紐づけることもできます。
たとえば、名刺から登録された見込客が、Webサイトにアクセスした場合やなんらかのアクションを取ると、その情報が通知され、次なる施策を講じるなど、ビジネスチャンスにつなげることが可能です。
名刺交換してから一定期間経過した顧客に絞ってマーケティングシナリオを実行するといった機能を搭載しているMAツールも登場しています。
これまでは、スタッフが個別に管理していた名刺情報を、名刺を写真に撮る、スキャンするだけの簡単作業でデジタル化し、企業の共有財産としてマーケティングに活かすことができます。
まとめ
MAツールは、膨大な見込客のリストを可視化し、育成しながら、契約などに結び付くようアシストしてくれるツールです。
従来はデータ分析に悩んだ場合や勘に頼っていた部分を客観化し、自動化していくことで、より精度を上げて成果につなげることが可能です。
IT導入補助金を利用してMAツールを導入すれば、IT導入支援事業者のサポートも受けられ、マーケティングでしっかり成果を上げて、生産性向上や業績アップにつなげていくことが期待できます。
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この記事の監修
中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾
WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金等、補助金採択実績300件超。
中小企業診断士向けの120名以上が参加する有料勉強会主催。