新型コロナウイルスの自己防衛 手洗いマスクに加えて免疫力を高める生活を
新型コロナウイルスの感染が国内でも広がっています。
毎日のように全国各地で新たな感染者が確認され、自分は大丈夫だろうか?と不安に感じている方も多いと思います。
2月17日には政府から「不要不急の外出を避けるように」といった声明も出されました。
企業が率先してテレワークを推奨したり、満員電車を避けるため時差出勤を推奨するケースもありますが、多くの方は通勤で満員電車に乗らなくてはならなかったり、接客で多くの人と接するケースもあるかと思います。
新型コロナウイルスへの感染・重症化を防ぐためにどんなことに気を付けたらいいのでしょうか。
改めて考えていきます。
1.基本的な感染症予防対策の徹底
まずは、新型コロナウイルスが確認され始めた当初から言われていた対策を徹底することです。
・こまめな手洗い
ドアノブや電車のつり革、買い物時の現金の受け渡しなど様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。外出先からの帰宅時や料理をする時、食事前などこまめに手を洗いましょう。その際、水洗いだけでなく、せっけんやアルコール消毒液を使ってしっかりと洗いましょう。
・うがい
粘膜に付着したウイルスを洗い流す効果、乾燥を防ぎウイルスの侵入を予防する効果があります。
・マスクの着用
咳やくしゃみによる飛沫でウイルスが拡散するのを防ぐ効果があります。咳やくしゃみ等の症状のある人は必ずマスクをつけましょう。また人混みでの感染予防にも一定の効果があります。
一時期は入手困難だったマスクも徐々に流通するになってきましたので適切に着用しましょう。
2.人混みをを避ける
東京都では天皇誕生日の一般参賀や東京マラソンの一般ランナーの参加が中止となりました。このような不特定多数の人が集まるイベントなどはなるべく避けるのが無難でしょう。
ただし、仕事で簡単に予定を変更できない場合や、受験や卒業式など避けられない予定もあると思いますので、そういった際は手洗い、うがい、マスクなどで十分な予防対策をしましょう。
企業においては、従業員の健康を守る対策を企業側が率先して行うことが望ましいです。
・テレワークの活用
・通勤ラッシュを避ける時差出勤
・オンライン会議などの活用
・体調不良の従業員の帰宅を促す など。
3.体調が悪いときは早めに休む
自分が感染しないことももちろん大事ですが、風邪のような症状があり感染が疑わしい場合は、なるべくほかの人にうつさない対策が必要です。
通常であれば「風邪くらいで学校や会社を休むのは気が引ける」と感じる方もいるでしょうが、もし感染していた場合のリスクを考えると、基準に見合った対応が必要です。
以下のような症状がある場合は、会社や学校を休み、直接医療機関に係る前に最寄りの保健所などに設置されている「帰国・接触者相談センター」に相談してください。
・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です。)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合
ただし、高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方は、
これらの状態が2日程度続く場合は、帰国者・接触者相談センターに相談してください。
4.免疫力を高める
自己防衛策としてお勧めしたいのが「免疫力を高めること」です。免疫力とは、ウイルスや細菌などの感染から体を守ってくれる機能のこと。ウイルスや細菌などの病原体が体に入っても、免疫力が高ければ発症を予防でき、発症しても軽くすませることができるのです。
コロナウイルスだけでなく、風邪、インフルエンザ、その他の感染症予防にも効果的です。健康的な生活を送るために日頃から免疫力を高める生活を心がけましょう。
免疫力を高めるポイントは食事・睡眠・運動です。
・バランスの良い食事
免疫を高めるといわれるビタミン・ミネラル・タンパク質・乳酸菌などは、野菜や果物、肉・魚・卵・豆製品、発酵食品など様々な食品に含まれています。
TVやネット、雑誌などでは「○○を食べれば大丈夫!」といった特定の食品に注目した情報が多くありますが、あまり偏ることなく様々な食材をバランスよく食べることが重要です。
・十分な睡眠
細菌やウィルスに対する抵抗力は、睡眠中に維持・強化されています。睡眠時間が減ったり、眠りの浅い状態が続くと、身体の抵抗力が落ちて、風邪やインフルエンザにもかかりやすくなったり、治りにくくなります。理想的な睡眠時間は7時間以上と言われています。十分な睡眠をとりしっかりと体力を回復させましょう。
・適度な運動による体力維持
体力維持のために日頃から運動をしておくことも効果的です。継続的な有酸素運動で心肺機能を高めることができます。
ただし、運動はあくまで元気な時に行ってください。くれぐれも、体調の悪いときは無理して運動したりせず、ゆっくり休んでくださいね。
いかがでしたか?
今後、経済活動への影響も大きくなっていくと考えられ、不安な要素もたくさんありますが、まずは個人でできることを十分に行い感染拡大を防止していきましょう。]]>