過去の離職への反省と改善について

どの会社も採用情報はキラキラしており、会社の魅力が掲載されています。ただ、欠点がない会社は存在しませんし、どの会社も離職や問題が起こることはあります。
当社も同様にスタッフに対する配慮、働きやすさを追求し、その内容を掲載しておりますが、もちろん問題点は散在していますし、当社に不満を持って離職した方もいます。

入社した全ての社員の幸福と働きやすい環境に向けて会社として向き合ってきているつもりですが、その中でも会社として至らない点がまだまだあることで離職につながってしまうことがあります。

特に黎明期には離職が続いた時期もあり、お客様・社員に迷惑をかけてしまうこともありました。
社員の離職を経営者として至らない点と真摯に受け止め、離職理由を考え、安心して前向きに働ける職場環境を目指して日々改善を行っています。

1.採用スピードの適正化

組織の成長以上のスピードで採用することで、健全な組織運営ができなくなってしまうことが無いように配慮いたします。

社員のスキル、売上拡大だけでなく組織の器が整っていない中での急ピッチな採用は既存社員・新入社員にとって大きな負担がかかってしまいます。
現場に心的負担をかけず、それでいて人手不足で現場とお客様に迷惑がかからないよう、適切な人員計画を心がけております。

2.過度な教育の排除と多様な価値観への配慮

当社のように創業オーナー経営者が運営している中小企業はどうしても経営者の価値観によって独自のカルチャーが作られやすくなります。
それは企業にとって強みとなり得るものでもありますが、独善的で新しく入社するスタッフに強い違和感を与えてしまう可能性があります。

世代や性別、価値観が違うもの同士の人間関係において、それぞれが善意でやっていることであっても、それは相手にとって大きな負担になってしまうことがある点をしっかりと意識し、会社としてビジョンを共有しながらも、適切な距離感で多様な価値観を認め合うカルチャーが醸成できるように尽力いたします。

3.働きたい人の応援と残業圧力に繋がらないための配慮

当社では残業を無くすことが必ずしも正しいとは定義していません。
自分の裁量で能動的に必要な業務を定時以降に行うことは会社とその社員にとっては良いことだと思って運営してきました。
その中で、働きたい人の希望にはこれからも応えていきたいと思いますが、新しく入る社員から見たら残業しなければいけない空気感が生まれてしまう可能性があることに配慮しなければいけません。

残業を肯定も否定もせず、働きたい人の権利は奪わずに、過度な残業圧力に繋がる可能性を常に注意を払い、そのようにスタッフが感じないよう、コミュニケーションと空気作りに配慮し続けていきます。

4.権限委譲、社員へ任せる組織作り

当社のような少人数の会社は経営者がまだまだ現場作業を担うことがあり、直接業務の指示をすることがあります。
当社では社員に負担がかからないような声掛けを行っているつもりですが、それが社歴の浅いスタッフにとって心的負担になってしまう可能性があることを念頭に置き、できる限り権限委譲し、現場リーダーの輩出と権限委譲を推進させていきます。


適切な新陳代謝は必要かと思いますが、両者にとって不幸な離職が最小限になるよう、会社一丸となって取り組んでいきます。

2025年2月7日
株式会社アクセルパートナーズ
代表取締役 二宮圭吾