【事業者さん向け】持続化補助金<一般型>の書き方2020
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<コロナ特別対応型>をアクセルパートナーズとして提出したので、その経験をもとに、記入のポイントをまとめます。
書くうえで重要な点は、コロナ型と<一般型>で大きな違いはないため、これから申請書を作成する事業主さんにとって、ひとつの参考例になればと思います。
より詳細な完全版はこちらでご覧ください。
→【事例あり】持続化補助金<一般型>採択率の上がる様式2の書き方を詳しく解説
目次
小規模事業者持続化補助金事業<一般型>の簡単な概要
そもそも持続化補助金とは何か?
小規模事業者が商工会・商工会議所と一体となって取り組み、販路開拓や生産性向上を支援する補助金です。
<一般型>とは、コロナ対策とは関係なく、経営計画に基づく、取組に要する経費の一部を支援するものです。
対象者
小規模事業者が対象となります。
業種分類 | 中小企業基本法の定義 |
商業・サービス業 | 従業員5人以下 |
製造業・建設業 その他 | 従業員 20人以下 |
「商業」とは、卸売業・小売業を指します。
商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律(小規模事業者支援法)、中小企業信用保険法、小規模企業共済法の3法においては、政令により宿泊業及び娯楽業を営む従業員20人以下の事業者を小規模企業としております。
どんなことに使えるのか(補助対象経費)
販路拡大のためのホームページの作成・改良、店舗の改装、チラシの作成、広告掲載などが補助対象となっています。
【補助額】
補助上限額 50万円
【補助率】
補助対象経費の3分の2以内
別途、感染拡大防止の取り組みを行う場合は、「事業再開枠」として追加で50万円(定額補助(補助率 10/10))が補助されます。またクラスター対策が特に必要と考えられる施設で事業を実施する事業者(「特例事業者」)に該当する場合は、さらに上限が50万円上乗せとなります。
採択率はどのくらいか?
第1回受付と第2回受付をあわせて、平均を出すと約70%ほどの採択率です。
2020年 | 申請数 | 採択数 | 採択率 |
第1回受付3/31締切 | 8,044 | 7,308 | 90.9% |
第2回受付6/5締切 | 191,54 | 12,478 | 65.1% |
合計 | 27,198 | 19,786 | 72.7% |
重要な“様式2”の書き方
申請のなかで、一番重要視されると言われているのが様式2 経営計画書・補助事業計画書です。
採択の評価は加点式で行われるため、図のような点を踏まえて、様式へ記入していきます。次項で要点についてまとめます。
審査する読み手が分かりやすいように、写真や画像、図表、数値などを盛り込んで伝えることが重要です。
自社のHPがあれば、記入に必要な情報がすでにかなり載っていると思います。
経営計画書
1.企業概要
自社がどのような会社か、読み手に分かりやすく伝わるように書きます。
会社の沿革、事業内容、主な顧客、顧客からの評価、商圏の範囲などの情報を記載します。
あわせて、店舗の写真やサービス内容が分かる画像も掲載するとよいです。
2.顧客ニーズと市場の動向
市場動向、顧客のニーズ、競合他社について分析をし、記入していきます。
市場動向は、ネットで検索すると参考になる情報が見つけやすいです。画像やグラフを利用する場合、引用元を表記するなど注意してください。今後、市場動向がどうなっていくかの予測をここで示しておき、それに合わせてどのような事業をするのかを踏まえると、整合性のある申請書になります。
顧客のニーズに関しては、今までどのような顧客のニーズがあり満たしていたのか、これからどのような顧客を増やしていきたいかについて書きます。売上のデータを分析するなど具体的な数字を提示すると、分かりやすいです。
競合他社については、商圏内の同業他社や競合となる企業について、自社との比較や、脅威になっていきそうな点などを書きます。
3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み
売り上げの中心となっている商品・サービスを記入します。他社と比較して明確になる「強み」もあるでしょう。
4.経営方針・目標と今後のプラン
経営方針と経営目標を記入します。あわせて今後の計画についても書いていきます。
経営目標を達成するために、現在ある自社の課題と、将来どうしていきたいかも計画に含め、プランをたてていきます。
補助事業計画書
1.補助事業で行う事業名
この部分を見ただけで、行いたい事業内容が分かるような、簡潔なタイトルを30字以内で考えてください。
過去の採択者一覧表を参考にするのもおすすめです。
2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容
経営計画書で記載した内容と、行う取り組み内容に一貫性があることが重要です。自社の強みを生かし、課題をクリアし、販路を開拓・拡大に繋げる計画を書いていきます。
ITを有効に活用する取り組みがあると、審査の加点となります。
具体的な取り組み内容のスケジュール表を掲載すると分かりやすいです。
(例)
3. 業務効率化(生産性向上)の取組内容
業務効率化(生産性向上)の取組を行う場合は記入します。記入は任意のため、特になければ空欄のまま提出してください。
4.補助事業の効果
行う取り組みによって、どのような効果があるかについて書きます。
数値で表せられる定量的な効果、お客様の声から分かる定性的な効果など、取り組みによってどのような効果が生まれ、事業が持続に繋がるのかを記載します。
表などで、目標とする売上高や顧客の件数を5年間分ぐらい表記すると、読み手に伝わりやすくなります。
まとめ
持続化補助金とは何かということから、一番重要視されると言われている様式2の記入内容について紹介しました。
アクセルパートナーズでは、申請のサポートやその後の販売促進のお手伝いをしています。
ご相談等ありましたらこちらまで気軽にお問い合わせください。
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この記事の監修
中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾
WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金等、補助金採択実績300件超。
中小企業診断士向けの120名以上が参加する有料勉強会主催。