うまくいく良い組織の条件とは?組織づくりの3つのポイント
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「組織づくり」について考えていますか?
2人以上のひとが協働することで、「組織」はつくられます。
そして、組織を維持していくためには、3つのポイントがあります。
何十年も会社を経営している社長のなかには、自然に実行しているかたも見かけます。
そこで、3つのポイントについて、ご紹介します。
目次
1.共通目的
組織のメンバーにとって、目指したいと思える共通の目標を設定することが大切です。
・経理理念
・経営方針
・経営ビジョン
などと言われるものです。
「何のために、この会社で働くのか。」
その答えが同じであれば、メンバーの進む方向性が共有されていて、強い組織であるといえます。
たとえば、
『ITを活用して業務の効率化と情報共有を徹底して、全員が同じ作業を行えるようにすることで、メンバー同士がカバーできる体制をつくる。そして、将来的に各個人が自分で仕事を調整できる裁量制にして、長期休暇を取ってもらえるような組織をつくりたい!』
との社長の想いに対し、その想いをメンバーが共有すると、メンバーは同じ方向へ向かって、行動するようになります。
この組織の場合、メンバーは長期休暇を取れるように、他のメンバーをカバーしようと、能動的な働き方に変わっています。
2.貢献意欲
組織のメンバーが一緒に働くうえで、「会社の役に立ちたい」という貢献意欲(モラール)を、それぞれがもっていることが大切です。
そのためには、「1.共通目的」を共有していることはとても重要です。
そのほかにも、モラールを維持向上させるための、『誘因』が必要になります。
『誘因』としては、「達成・承認・責任・昇進・仕事そのもの」などがあげられます。
たとえば、
財務諸表をメンバーに公表して、「利益率が●%超えた分を賞与に反映する」と社長が公表し、「達成」要因に訴求し、メンバーのやる気につなげている中小企業もあります。
3.コミュニケーション
組織内のコミュニケーションが、円滑におこなわれていることが大切です。
コミュニケーションには、
・上司と部下のコミュニケーション
・メンバー間のコミュニケーション
があります。
コミュニケーションがうまく取れていない組織は、問題が頻発することも多々あります。
たとえば、
取引先との電話後のメンバーの様子を観察し、浮かない顔をしていれば「何かあったか?」と声かけをして、相談しやすい雰囲気を作りだしてコミュニケーションをとっている中小企業の社長もいます。
4.まとめ
これらは、バーナードが提唱した「組織の成立要件」といいます。
中小企業の創業者のなかには、理論を知らなくても、自然とこれらを実行し、良い組織づくりをおこなっているかたがいます。
そういう会社は、組織メンバーの貢献意欲(モラール)が高いと感じます。
組織のメンバーが2人以上になり、組織を運営していく際には、この3つの視点から組織について考えることをおすすめします。
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この記事の監修
中小企業診断士
株式会社アクセルパートナーズ代表取締役 二宮圭吾
WEBマーケティング歴15年、リスティング・SEO・indeed等のWEBコンサルティング300社以上支援。
事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金等、補助金採択実績300件超。
中小企業診断士向けの120名以上が参加する有料勉強会主催。